自分は、静的に物事を分析したり分類したりすることにはあまり関心がなくて、世の中の変化がなぜ起きているのかといった動的な対象に関心があります。そのなかでも特に関心があるのは、どうして歴史はこんなふうに動いてきたのかということ、言い換えれば「歴史の力学」です。もし可能ならば、人類の歴史のなかでエポックメイキングな出来事が起こった場所を訪ねて、どうしてそういうことが起こったのか考えてみたいと思っています。現時点でそこに行っても、何も分からないかもしれませんが……。
また、執筆されてすでに本になっている情報(静的情報)に情報価値は少なく、人々が日々交わしているコミュニケーション(動的情報)の中にこそ情報価値があると感じています。この点は、金子郁容さんの『ボランティア もうひとつの情報社会』に分かりやすく解説されています(→こちら)。
いずれにしても「変化」や「動き」が起きている「理由」や「原動力」に対して強い関心があります。そして、これから先の変化については、ドラッカーが著書『ネクスト・ソサエティ』でこう言っています。
変化をマネジメントする最善の方法は自ら変化をつくりだすことである。
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