かつて西新宿にあったロックバーでよく食べた香港やききそばのメニューを、狭山スキー場のレストランで偶然見つけました。でも、昔ロックバーで食べた味ほうがずっと美味しいです。
山手ラーメン本郷安庵 みどりラーメン
マイミクの2ごウサさんからいただいた情報で好奇心が刺激されたのでさっそく行ってきました。山手ラーメンは東大駒場キャンパスのすぐ近くにある東大生御用達のラーメン店ですが、それが同じ東大の本郷キャンパスの前に進出してきたのが山手ラーメン本郷安庵です。
今回食べた新メニューみどりラーメンは東大内のベンチャー企業ユーグレナとの共同開発によってできたラーメンで、スープにミドリムシの粉末が使わています。バジル風味のスープ、中華麺というよりもアルデンテのパスタに近い麺と、かなり異色のラーメンですが、それでも不思議とラーメンっぽい味わいがあります。なかなか爽やかでおいしい。ただ、ちょっと塩分が多そうです。
らぁめん レモンアンドフロマージュ らぁめんフロマージュ
らぁめんフロマージュは、ゴルゴンゾーラ入りクリームチーズが入った新食感のラーメンです。塩味がやや強めですが、それでもかなりレベルの高い味です。
らぁめん レモンアンドフロマージュ レモンらぁ麺
マイミクのぐにさんともいっしょに行ったAyumiの店名が、らぁめん レモンアンドフロマージュに変わっています。石塚和生プロデュースという点は変わらないようです。レモンらぁ麺のスープにはレモン3個分が入っているとのことで、相当酸っぱいです。でも、爽やかな酸っぱさだし、表面に浮いていている焦がしネギの風味も利いていて、なかなかハイレベルな味だと思いました。
アジアンボウル冬蔭激城麺 赤
2009年1月に食べて劇的に美味しかった藤巻激城のトムヤム激城麺(当時は3,000円)は、今ではさらに高級化して、五味融合皇帝麺(10,000円)になってしまいました。その代わりに藤巻さんプロデュースのアジアンボウル冬蔭激城麺が神田にオープンしています。メニューは赤・白・黒の3種類で、値段はどれも1,500円です。トムヤンクンが大好きな私にとっては、酸味と辛さがよく効いたスープも、フォーに似た食感のストレートな麺も美味しかったです。ただ、価格が半額になったことが食材に現れていて、トータルな満足感は中目黒で食べたトムヤン激城麺に叶わなかったです。一応私は一回行っただけなのに会員にしてもらっているので、3,000円の会員専用メニューのほうを選べはよかったかもしれません。
五味融合皇帝麺が食べたい
黄金の塩 Ayumi 吉祥寺 白いらぁ麺(パルマ産生ハム添え)
黄金の塩 Ayumi 吉祥寺シリーズが続きます。今度は、白いらぁ麺(パルマ産生ハム添え)です。見た目はかなりこってりした感じですが、そんなにくどくはありません。ただ、塩味が強めです。パルマ産生ハムはさらに塩味が強くて、ハム本来の味があまり分からなかったのが残念でした。麺は冷製イタリア麺 赤と同じで、パスタ調の舌触りです。得点は、黄金の塩らぁ麺 > 冷製イタリア麺 赤 > 白いらぁ麺(パルマ産生ハム添え)の順でした。
黄金の塩 Ayumi 吉祥寺 冷製イタリア麺 赤
黄金の塩らぁ麺を絶賛した黄金の塩 ayumi 吉祥寺に再度行ってみました。前回の黄金の塩らぁ麺はオーソドックスな塩ラーメンの味を高級食材で突き詰めた味だったので、今度はいちばんイタリアンっぽい冷製イタリア麺 赤を注文しました。運ばれてきた丼のなかは鮮やかな赤で、プチトマトが浮いています。噂では1食30個も使っているそうです。スープを飲むと、新鮮なトマトの味のなかに気持ちのいい酸味が漂いました。麺はかなり歯ごたえがあり、ラーメンというよりパスタです。相当レベルの高い味なのですが、黄金の塩らぁ麺の繊細、複雑、かつ立体的な味に比べると、ほんの少し点数が落ちます。次は白いらぁ麺(パルマ産生ハム添え)にトライしてみます。
緑一色 緑一色
中目黒の藤巻激城から、兄弟店がオープンするというお知らせをいただきました。緑一色(リューイーソー)という麻雀の役の名前が付いています。メニューも緑一色です。地下鉄東西線南砂町駅から歩いて20分という不便な場所の、しかも食品会社の敷地の中というとんでもない立地条件の店です。
入り口は、まさに緑一色です。
内装も緑で統一されています。
メニューが運ばれてきました。
ほうれん草ベースのつめたい麺です。
このカレー味のたれにつけて食べます。
うーん、辛さ、酸っぱさ、甘さという味の要素がとてもたくさん感じられて、
具材ごとに食感もさまざまで、大構成のオーケストラのような奥行きのある味です。
締めのご飯に残ったスープをかけて食べます。
とても満足しました。
雨の中を歩いてきた甲斐がありました。
藤巻激城 トムヤム激城麺
<トムヤム激城麺「赤」を味わう>
藤巻激城のトムヤム激城麺には「赤」「黒」「白」の3種類がありますが、初めての人は「赤」を頼まなくてはならないという決まりがあります。なぜなら「赤」が基本の味で、「黒」と「白」はその応用だからです。
1杯3,000円のラーメンなので、それなりのものを期待して来たわけですが、まず、店に入ってから席に着くまでの接客ぶりはその価格にふさわしいものです。まるでホテルのコンシェルジュのような気の配りようです。カウンター席の造りはとても豪華で、椅子も総革張りです。
お目当てのトムヤム激城麺も、視覚的にかなりゴージャスです。
まず、スープを一口飲みました。
「むむう〜っ!これは味のビッグバンやあ〜!!!」
甘さ、酸っぱさ、辛さ、その他諸々の味が一気に押し寄せて来ました。
そして香りがすばらしい!
「五味(甘、辛、鹹、酸、苦)が基本のタイ料理のフルコースを一杯の丼のなかに融合させ、麺料理として美しく彩りました」と書いてあります。
香辛料の効果で血行がよくなったのか、しだいに顔に汗をかきはじめしたが、汗をぬぐう暇もなくどんどん食べ進めました。
わさびと薬味が乗っている小盛りのご飯に、スープをかけてお茶漬けのようにして食べるのですが、これも美味しかったです。あっという間に完食してしまいました。
トムヤンクンが大丈夫な人という限定つきですが、この麺料理は3,000円の値打ちが十分ありました。
食べ終わった頃に御主人が、この紙を渡してくれました。よく、一日に30品目以上食べましょうと言われていますが、このトムヤム激城麺には下の33品目の食材が使われているのだそうです。一口で表現できない複雑で立体的な味は、これらの食材からもたらされるのです。メインテーマは「医食同源」、あくまでも健康のことを考えた食事です。
<トムヤム激城麺にたどり着くまでのハードル>
この絶品メニューにたどりつくまでには、いくつかのハードルがあります。
御主人は、こう話していました。
「今破綻して問題になっているものは、みんな『商人』が考えたものです。
それがおかしくなってきて、これからは『職人』の時代がやってきます。
だから、店の看板のような、『商人』の考えたものはいっさい出していません」
1)2010年までに完全会員制になってしまうので、
一見の人は会員の紹介がないと入店できなくなります。
(私は、一回目の来店なのに、めでたく会員証をもらいました)
2)電話による完全予約制ですが、
電話の話し方がよくないとほんとうに予約を受け付けないそうです。
3)中目黒駅から店にたどり着くまでの道がいちばん高いハードル。
わざと分からない場所に店を出しているとしか思えないような立地。
↓
中目黒駅を出発します。
アクセスマップのページを印刷した紙が頼り。
山手通りから1本細い道に入ります。
これは右に行くべきか?左に行くべきか?
KKRホテル中目黒が見えたら、もうすぐそこです。
最後の三叉路。これを右へ。
やっとたどり着きました。迷いながら来ると、中目黒駅から15分かかります。
看板らしきものはこれだけです。
<食後に写真を鑑賞>
下の階に写真を展示していますと案内されたのが、このスペース。写っている人の生き生きとした表情が素晴らしかったです。