2001年7月にこんなものを切ってから、経過観察のために、毎年一回大腸内視鏡検査を受けています。
今日は朝3時に起きて、ニフレックという超強力な下剤を2リットル飲み、腸の中を空にしました。もう何度もやっているので慣れましたが、それでもけっこうきついです。
9時に予約が入っているので、内視鏡センターの前で待っているところです。
今日の担当医は、今までのなかで内視鏡の操作がいちばん上手でした。私の大腸は内視鏡を入れにくいようで、いつも大腸の曲がり角のところで立ち往生してしまい、無理に先に進もうとすると、「先生痛いです!」と叫んでしまいます。その曲がり角をクリアするのにいつもなら10分以上かかるのに、今日の先生はあっという間に通過してしまいました。内視鏡が大腸の一番奥の盲腸まで到達すると、今度はゆっくり抜きながら、ポリープのような病変がないかを慎重に観察していきます。何回も「キャベツとかニンジンが残っていますね」と言われました。たいていの人は、ニフレックを飲むと腸の中がすっきりきれいになるのに、なぜか私の場合は食べ物の残滓が視野を遮ってしまいます。そうすると、もしその後ろ側に病変があっても見逃してしまう可能性が大きいのです。「内視鏡検査の前日は野菜とか消化の悪いものは食べないほうがいいですよ」と言われました。「ああなんだ、最初からそう言ってくれれば、一日くらい断食するのに」と思いました。来年から前日は断食しよう。
そんなやり取りをしながら、内視鏡を直腸まで抜いてきましたが、見える範囲にポリープなどの病変は見つかりませんでした。
ああー、めでたし!めでたし!
もし、ポリープが見つかって切除(ポリペクトミー)すると、治療費の支払いがたしか3万円以上になって、身体にも財布にも優しくないです。そんなに現金を持ってないので、100mくらい離れたところにある銀行のATMに走らなければなりません。出血するといけないので、その日は安静にしなければいけないし、もちろんお酒も飲めません。
よかった!よかった!
『体温を上げると健康になる』齋藤 真嗣
私はあまり「健康本」は読まないほうですが、この本のタイトルを見て、私も同感だったので思わず買ってしまいました。平熱が36℃以下の低体温の人が増えているそうですが、この本は「体温が1度下がると免疫力は30%低下する」と警鐘を鳴らしています。
齋藤先生が勧めているのは、
- 1日1度、体温を1℃上げることをする(運動、お風呂、白湯を飲むど)
- 筋トレなどで筋肉を鍛えて、平熱を恒常的に上げる
私は毎日かなり歩いていますが、筋トレも始めようかと思いました。それから毎日体温を計ることにもしました。
注:最近は早く体温が計れる予測式の体温計が多いですが、これだと本当の体温より低く測定される傾向があります。少し時間がかかっても実測式の体温計のほう正確です(誤差±0.1℃)。
超有名専門病院
ずっと通っている漢方のクリニックでちょっと気になることが見つかったので、紹介状を書いてもらい、表参道にある専門の病院で詳しく診てもらうことにしました。その病院は超有名病院で全国から患者さんが頼って来ているそうです。朝6時に受付開始というので、5時50分に病院の前に到着しましたが、すでに行列ができていて30番目の受付でした。時間が経つにつれて、待合室はイベント会場かコンサート会場のような人ごみになりました。診察は9時に始まり、新患の4番目に診てもらえましたが、その後の採血が97人待ち!!!、超音波検査は何人待ちかすら分からない大行列で、検査が終わったのは12時を過ぎていました。来週の土曜日に、検査の結果を聞くためにまた早起きします。まあ、ずっと早朝覚醒ぎみなので……
ブラウン オーラルBを使って
さらば、ピロリ菌
尿素呼気試験を受ける
ピロリ菌の二次除菌開始
一度除菌に失敗したピロリ菌を、薬を変えて、今度こそ徹底的に除菌します。
下の3種類の薬を朝夕2回7日間飲みます。
1)パリエット錠10mg
2)フラジール内服錠250mg
3)サワシリン錠250mg×3
前回除菌に失敗したランサップ800とは、2)が異なります。
これで完全に除菌できますように。
除菌失敗!
除菌完了?
ピロリ菌除去計画
2005年9月に胃カメラ検査の結果を聞きにいったときに、「ピロリ菌がいますね」と言われました。
ピロリ菌は、正式にはヘリコバクター・ピロリといって、日本では40歳以上の人の7割が感染しているそうです。ピロリ菌に持続感染したヒトでは、萎縮性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃癌のリスクが上がると言われています。
それで、今回の連続休暇中に計画した2つの大きなイベントの1つが、ピロリ菌除去計画でした。
大学病院の消化器外科に行って、除菌の薬をもらってくるだけのはずだったのですが……
「胃カメラの検査をしたのが2005年ですから、またそろそろ検査しておきましょう。
それに今度調べたら、ピロリ菌はいなかったということもありますし」
という医師の予定外の言葉で、
また胃カメラを飲むことになってしまいました(涙
検査では、カメラを飲みやすいように、2回麻酔をかけます。
まず、透明なシロップのような液体を口のなかに含み、3分間、口の中(できるだけ奥のほう)でキープした後で吐き出します。口の中がピリピリしびれてきて、「あ、麻酔が効いてきたな」と分かります。
その状態でしばらく待っていたのですが、私の前の順番の人が、どうやら食道・胃・十二指腸に悪い物がいっぱい見つかったようで、検査がものすごく長引きました。待つ事30分。そのうちに、口の中のしびれがだんだん取れてきたような……えー、麻酔が切れてきたのでは!と心配になってきました。
ようやく前の人の検査が終わり、検査室に入りました。横になると、2回目の麻酔を口のなかにシュー、シューとスプレーされました。そして、しばらく時間をおいて、いよいよカメラを挿入。前回受けたときは、ほとんど苦しくなく、余裕で終わったのですが、今回は、「おお!!思いのほか苦しいぞ!!!!!」
光ファイバーが喉の内側に強く当たっている感じがして、ファイバーを出し入れするたび圧迫感が喉に伝わってきます。数回、もうダメかもと思うような局面がありましたが、なんとか検査は終わりました。担当医から「軽い慢性の胃炎がありますね」と言われました。
それから、ピロリ菌の有無を調べる生検に1時間〜2時間かかると言われ、消化器外科の外来でじっと待ちました。結果はやっぱり陽性だったので、めでたく薬で除菌することになりました。
処方された薬は、ランサップ800。
胃酸分泌抑制薬(PPI)、ペニシリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質が
シートにセットされていて、朝夕半シート(6錠)ずつ7日間飲みます。
これは非常に強力な抗生物質なので、乳酸菌などの善玉の細菌も根こそぎ殺してしまいます。除菌期間中は、プロビオヨーグルトを毎日2個ずつ飲もうと思っています。
追記:
今回かかった費用は、胃十二指腸ファイバー検査代 5,430円
除菌の薬代 2,370円