とってもいいこと

今日、メンタルクリニックに行ってきました。
トフラニール錠10mgとバレリン錠(デパケン錠のジェネリック)300mgを飲んでいましたが、トフラニール錠がなくなり、8年7ヶ月飲み続けた抗鬱剤から卒業しました。
私の抗鬱剤の力価の推移
(ただしお薬手帳をもらった2003年1月以降)
バレリン錠(デパケン錠のジェネリック)は引き続き飲み続けます。これは躁状態を抑える薬ですが、私の躁転エピソードは、三環系のアモキサンカプセルを200mgも飲んでいたいた時期(2007年)に一時的に躁転しただけなので、私自身はもう飲む必要はないと思っています。でもまあ、焦らないことにします。

脱薬漬け治療

http://mainichi.jp/select/science/news/20100910k0000m040076000c.html
上の記事に関連して、自殺防止の問題だけでなく、精神科の治療全般の問題について、患者の立場からの意見を書きます。
現在の精神科の治療はあまりに薬に頼りすぎているのではないかと感じています。私は8年間薬を飲み続けましたが、薬が効いたという実感はほとんどありませんでした。その一方で、人間関係が改善されると症状が嘘のように消失しました。認知療法や森田療法など、薬を使わず(あるいは薬と併用して)高い効果が期待できる治療法があることを、本で読んで知りました。ところが、我々が受診できる病院やクリニックのほとんどは薬中主体の治療しかしていません。そして、いろいろな人と情報交換するなかで、薬が期待していたほど効かなかったり患者が新しい症状を訴えるたびに薬が増やされて、どんどん多量多剤処方化していく現状が見えてきました。
今一度ゼロベースで見なおして、薬だけに頼らない治療プロトコルを確立すべきだと思います。

軽躁的計画

ゼミの同窓会に出席するために名古屋に行ってきます。こういう過密な計画を立ててしまうあたり、軽躁なのかもしれません。
<28日>
10:00 メンタルクリニック
12:00 ナイルレストラン(カレーを食べる)
13:00 ビジービーバー(鞄の修理を依頼)
14:00 須山補聴器(イヤホンの件)
15:10 のぞみに乗車
16:51 名古屋着
17:30 同窓会会場
21:00 ミッドランドスクエア スカイプロムナード(夜景を撮影)
23:50 夜行バス乗車
<29日>
6:00 新宿着
家に帰って引越し準備

薬に対する認識の変化

うつ病治療の2本柱は服薬と休養だと言われています。いろいろな本やサイトには「薬を飲めば必ず治る」と書かれています。
でも、私は自分の経験から、「薬は症状を軽減できるかもしれないが、病気を根治することはできない」と思うようになりました。また、抗コリン作用などの副作用があるので、薬を飲むことによってQOLが低下する可能性もあると感じています。
私のHPも、最初のほうは薬を飲むことが治療の基本というトーンで書いていますが、だんだんと認知療法や、そもそもうつ病に至った原因を解決することのほうが有効というトーンに変わってきています。

最も有効なうつ病の治療法は
「人生の再構築」

『ぼくのなかの黒い犬」

マイミクのrieさんがレビューしていたので、私もこの絵本を読んでみました。
イギリスの首相チャーチルがうつ病だったことは有名ですが、チャーチルは病気のことを「私の中の黒い犬」と言っていたそうです。
この絵本はうつ病のことが視覚的に分かります。寛解の状態になっても、黒い犬が居なくならないことがポイントだと思います。
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減薬

久しぶりにうつ病の話題です。
土曜日は診察日でした。ずっと安定した状態が続いていることから、トフラニール錠が30mg/日 → 20mg/日に減薬になりました。デパケン錠は300mg/日で変わらずです。
ピークでは、IM換算(抗うつ剤の強さをトフラニール錠1mgの力価に換算)で285も飲んでいたのが、20まで減ってきました(グラフ)。

ホームドア考

東京では毎日のようにJRや地下鉄で人身事故が起きていて、この防止策としてホームドアの設置が進みつつあります。
ただ、既存のホームへの設置が難しく費用も高額になるフルスクリーンタイプよりも、可動式ホーム柵が採用されることが多いようです。これから順次設置される山手線のホームドアも、可動式ホーム柵になる予定です。
でも、可動式ホーム柵は簡単に乗り越えられるので、たとえ費用がかかっても、ぜひフルスクリーン式を採用してほしいです。私は、15年以上も前に、シンガポールのMRTの地下駅が全部フルスクリーンタイプを採用しているのを見て感動しました。