いよいよヘッドフォンのシーズン

私は人一倍汗かきで、夏だけでなく秋になっても、ヘッドフォンをすると耳の周りが汗だくになってしまいます。でも、一気に寒くなってきたので、ようやく、Shure SE530からSONY MDR-CD900ST(改)に衣替えしました。三鷹駅まで歩く道も耳が暖かいです。MDR-CD900STのケーブルを交換してから、音の解像度が高まったような気がします。
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Monster Beats Tour by Dr. Dre のその後

きしめんのような赤いケーブルに惹かれて衝動買いしたMonster Beats Tour by Dr. Dreですが、エージングが進むにつれて、当初のゴツゴツした感じがすっかり取れて、とても滑らかな音になってきました。このイヤホンの売りである躍動感のある音が心地よいです。
ところがなんと、Duraflex製ケーブル外皮の一部が傷ついて剥げそうになっているではないですか!
ケーブルの根元に負荷がかかりやすいミニジャックの形状が原因のようです。それで、応急処置として、東急ハンズでシリコンチューブを買ってきて、写真のように被せました。最初のイメージは、ミニジャックにも被せるつもりでしたが、それにはもっと太いシリコンチューブが必要でした。
せっかく音がよくなってきたのに、ちょっとショックです。
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iPod Classic

160GBのiPod Classicが発売になりました。実は、そろそろSSDのモデルが出るのではないかと密かに期待していたのですが、なかなか出ませんねえ。デリケートなHDDを持ち歩くのは危険ですし、現に私の過去のiPodもHDDがらみの故障でお亡くなりになっています。
現在はiPhone3Gの16Gモデルで音楽を聞いていますが、私の音楽のストックは一度に全部入りきらないので、全ストックを3分割して、数週間おきに入れ替えて聴いています。この作業が意外と面倒です。それに「今の雰囲気にはこの曲が聴きたい!」と思った時に、その曲が入っていないことがあります。
はやく私のすべてのストックを安全なストレージに入れて持ち歩きたいのですが、AppleはiPod Classicを生産中止にすると考えているというもあるので、予断を許しません。
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Shure SE530 vs. Monster Beats Tour by Dr. Dre

自分へのご褒美に買ったMonster Beats Tour by Dr. Dreの第一印象は荒削りな感じであまりよくなかったのですが、帰省中にずっと聴いていたら、だんだんエージングされていい音になってきました。
改めて、Shure SE530とじっくり聴き比べてみました。ただ、価格的にちょっと酷な比較だったかもしれません。
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<聴き比べたソース>
一応、圧縮されたAACではなく、CDを聴き比べました。
The Sheffield/XLO Test & Burn-in CD Sheffield Lab
James Newton Howard & Friends  Sheffield Lab
Eine Kleine Nachtmusik, KV 525 Mozart PHILIPS
Brahms: Symphony #4 Carlos Kleiber Deutsche Grammophon
The Division Bell Pink Floyd Columbia 
歌ぐすい やなわらばー パパイヤれこーど
パラダイス・カフェ 中島みゆき ヤマハミュージック
COZY 山下達郎 ダブリューイーエー・ジャパン
<Shure SE530>
音の傾向:高音から低音まで余裕で鳴る。尖った部分がなく聴きやすい音。
分解能:小さな音の楽器もはっきり聴き分けられる。とても正確な音。
音像の定位:しっかり定位する。
音場感:オーケストラは、広大な空間にたくさんの楽器が鳴っているスケール感がある。
ボーカルのニュアンス:きめが細かく、特に女性ボーカルが艶っぽい。
遮音性:言われているほどよくない。イヤーパッドが合っていないのかもしれない。
耐久性:ケーブルの皮膜が劣化して剥がれやすく、このクラスのイヤホンとしては失格。
     (東急ハンズでシリコンチューブを買ってきて補強・写真参照) 
<Monster Beats Tour by Dr. Dre>
音の傾向:やや硬質な感じだが、力強い音がする。ロック向け。
分解能:楽器が混然と鳴っている感じがする。
音像の定位:よい。ドライバーユニットが一つなのがかえっていいのかも。
音場感:ダイレクトな音がする反面、広がり感は乏しい。
ボーカルのニュアンス:悪くはないが、「さしすせそ」が少し強めに出る。
遮音性:耳の奥まですっぽり入って、遮音性が高い。
耐久性:Duraflexの外皮が丈夫で、本体もヘビューデューティな造り。

Ultimate Ears

マイケル・ジャクソンの追悼式で、スティービー・ワンダーが歌っているところが映されましたが、耳につけているのはUltimate Earsのカスタムイヤホンでした。使用アーティストのリストを見ると、著名なアーティストがたくさん使っていることが分かります。自分の耳の型を取ってカスタムメイドするので、ぴったりとフィットする遮音性の高いイヤホンができます。最終的には、UE 11 Proを買ってしまうのかなあ……
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SONY MDR-CD900ST(改)

私のSONY MDR-CD900STは、2005年2月に、左右のユニットの特性のそろったものを選別してもらって買いました。
それで、さらに改造欲がふつふつと沸いてきて、ついにケーブルの交換に踏み切りました。
新しいケーブルは、低抵抗無酸素銅リッツ線(黒色布打ちコード3.8φ)です。写真の手前のものが新しいケーブルで、後ろが以前のオリジナル。こころなしか、低音が厚くなって、解像度も増したような気がします。
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活況を呈する高級イヤホン市場

iPodの普及に後押しされて、高級イヤホン市場が活況を呈しています。
ソニーから間もなく、MDR-NC300Dが発売になります。デジタルノイズキャンセリングによって、周囲の音を18dB(98.4%)低減します。でも、遮音性だけは語れないトータルな実力は、実際に聴いてみないと分かりません。
私が今愛用しているShure SE530は、高遮音性のイヤーパッドで周囲の音を90%低減します。いつも聴いている音源がまったく別物に感じるほどリアリティが高くて、特に女性ボーカルがきれいに聴こえます。欠点は、ケーブルの皮膜の材質が弱く、汗で劣化して断線しやすいことです。
マニアックなイヤホンとしては、Etymotic ER-4Sがあります。補聴器メーカーが作るイヤホンだけあって、極めて解像度が高く、いっさい妥協のない正確な音がします。私はこれまでにER-4Sを2台使い潰しました。1台は不注意にも、地面に落として自分で踏みつけてしまいました。
ドイツの名門ゼンハイザーも、IE8という高級カナル形イヤホンを発売しました。左右独立して低音の特性を調整できるのが、独自の機構です。ケーブルは取り外し可能なので、もし断線したときに安心です。
プロミュージシャン向けのカスタムイヤホンをつくっているUltimate Earsが、Triple.fi 10 Proというコンシューマー向けモデルを発売しました。Shure SE530と同じく3基のドライバーを搭載し、高遮音性のイヤーパッドによって周りの音を26dB低減します。これもケーブルが取り外し可能です。ぜひ視聴してみたい製品です。
でも、どうせUltimate Earsを買うなら、もう少しがんばって、自分の耳型を取ってカスタムメイドするueシリーズがほしくなってきます。ue4 proの399ドル〜ue11 proの1,150ドル(!)まであります。
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HeadRoomによる主なカナル型イヤホンの評価です。
でも、お金がないので、当面はShure SE530を愛用したいと思います。

音の衣替え

通勤の行き帰りは、iPhone 3Gを全曲シャッフルにして音楽を聴いていますが、密閉型のSONY MDR-CD900STだと暑くて耳の周りに汗をかくようになってきました。
ということで、冬の間しまっておいたShureSE530を使い始めました。
MDR-CD900STのほうは、プロの現場で圧倒的な支持を得ているだけあって、原音に忠実なリアリティの高い音がします。エッジが強く出るので疲れやすいと言われることが多いですが、長時間聴いていても、そんなに疲れを感じることはありません。
ShureSE530のほうは、耳に深く差し込まないと本来の低音が出ませんが、ちゃんと装着すると、迫力のある分厚い低音が出ます。また、女性ヴォーカルがきれいで艶のある声に聞こえるのも特徴です。ただ、ケーブル素材が劣化しやすく、銅線がむき出しになりやすいのが欠点です(シリコンチューブを巻いてガードしています)。
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