大学入試改革について

これはまだ思いつきのレベルなので、「オピニオン」ではなく、「雑感」のカテゴリにアップします。
私はかねてから暗記中心の日本の教育に疑問を感じていました。とりわけ大学入試は、おそらく社会に入ってからほとんど役に立たないであろうことをひたすら覚えなければなりません。これは苦行以外の何者でもありません。採点の効率化のために4択や5択の問題が多用されていますが、これは「世の中のどんなことにもたった一つの正解があって、それを選びさえすればいい」という思考パターンを若者に植えつけてしまう傾向が強いです。さらにITの発達によって、一つひとつの事柄は覚えていなくても、それを容易に探し出すことが可能になりました。これは大きな変化です。そこで、とても乱暴な提案ですが、

入試会場にはネットに繋がったパソコンを持ち込み可にすればいいと思います。

いくらでも検索してOK。誰かにメールをして教えてもらってもOK(そういう人的ネットワークを持っていることもその人の能力の一部です)。そうやって調べられることはみんな調べたうえで、それを土台にして、いかに自分なりの論理展開や筋の通った主張ができるかを問うような問題を出すのです。
ただ、この方法には大きな欠陥があります。「いかに自分なりの……」という部分までも人に聴いてしまうことが可能なことです。それを請け負うビジネスも絶対に出てくるでしょう。試験問題をメールで外部に送って、誰かにまるごと答案を作ってもらうことも簡単にできるのですから……
ということで、これはまだ単なる思いつきです。
追記:ブログを書き終わってから、少し改良できることを思いつきました。試験を2つのステップに分けて、第1ステップはネットを駆使してOK。ただし、その時点では第2ステップの問題内容は明らかにせず、第2ステップが始まったら従来の試験のように外部との接触を禁止すればいいかもしれません。

コダックの破産申請

少なくとも私が学生の頃までは、富士フィルムや小西六のフィルムよりもコダックのフィルムのほうが断然性能がよかったと思います。特にパナトミックXというASA32の白黒フィムルをマイクロドールX1:3希釈で現像したネガは、粒状性も諧調の豊かさも国産メーカーのものをはるかに凌駕していました。
ところが、私がまた写真を撮り始めた平成3年頃にはまったく形勢が逆転していていました。特にリバーサルフィルムにおいては、富士フィルムのRDPⅢの性能がコダックのエクタクロームを抜き去っているという感じがしました。モノクロフィルムも、かつて悪評が高かったネオパンが様変わりにいいフィルムになっていたのに、コダックのプラスXやトライXの性能はあまり進歩していなかったように思います。T−MAXも思ったほどの性能ではなかったです。というのは、フィルム部門だけの比較ですが、加速度的なデジタル化の流れはフィルムそのものを過去のものにしてしまいました。
顧客のニーズは刻々と変化し、技術の進歩は日進月歩です。だから、マーケティングとイノベーションをし続けないと事業はあっという間に陳腐化し、顧客が離れていってしまいます。

最近思うこと

最近思うことは、世界中がいよいよ大きな変革期に入ったということです。
いわゆる「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の流れは、アラブ諸国にとどまらずアメリカ合衆国などにも広がっています。これらの運動の直接的な引き金は個々にあると思いますが、その遠因はインターネットの普及だと私は思います。
インターネットはその仕組み自体が、平等で、オープンで、水平的で、相互依存的で、無償で、かつ自由です。インターネットの利用のされ方はさまざまですが、根本的にそういう精神を宿しています。そして、インターネットに関わってきた技術者たちの間にもそのような志向が強く根づいていす。だから、インターネットが広く日常生活のすみずみにまで普及したことによって、人々が、旧来の仕組みがいかに不平等で、閉鎖的で、垂直的で、排他的で、高額で、不自由かということに気づいた(勘づいた)のだと思います。
これから先の10年間には、以前なら予想だにできなかったことが起こるような気がします。

今がいちばんいい時かも……

私の40代は、いろいろな病気に罹ったし、手術も受けたし、仕事の面でも不完全燃焼だったし、ほんとにさんざんな10年間でした。50代になって、ようやく病気が寛解し、やりがいを感じる仕事にも巡り合って、長い長いトンネルを抜け出した感じがしています。
でも、もしかすると、今がほんのつかの間のいい時なのかもしれません。
これから先に予想されること。

  • 激甚災害に遭う。
  • 大恐慌が起こる。
  • 重い病気に罹る。
  • 親が要介護になる。

まあ、考えても仕方がないので、「なんくるないさ」ですね。

玄海原発をめぐる最近の動き

(6/29)

http://www.youtube.com/watch?v=tYCe6KzzBuI
(7/4)
http://www.youtube.com/watch?v=Mv1FVB7ABRY
(7/6)
http://www.youtube.com/watch?v=XzDlVQXgWZw
http://www.youtube.com/watch?v=YtbFKMHfAgA
そもそも、最初の段階で、どうしてそんなに簡単に「安全はクリアされた」と言い切れるのかと思いました。

判決

この判決には、今まで感じたなかで最大の(というか桁違いの)違和感を覚える。司法の世界も相当おかしくなってきているのではないか。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110708-OYT1T00149.htm