第7回のドラッカー学会総会・講演会に参加した。
いろいろ参考になることがあったが、いちばん感銘を受けた言葉は、
「マネジメントの正当性」だった。
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「もっと もしドラ アニメでわかるドラッカー」
特別番組が11:50から放映です。
http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/
アニメは、25日から10話です。
追記:特別番組が終わりました。ドラッカーを読むときのポイントがうまくまとめられていて、いい内容だったと思います。
もしドラの映画化
あっちゃんがみなみ役ですか。
峯岸みなみさんが演じるのかと思っていましたが……。
http://moshidora.jp/?p=1315
追記:アニメも放映されるようです。
http://moshidora.jp/?p=1338
ドラッカー学会に参加
22日にドラッカー学会総会・講演会に参加してきました。
講演のなかで特に印象に残ったのは、「もしドラ」著者の岩崎夏海さんと、ファーストリテイリング(ユニクロ)会長兼社長の柳井正さんでした。
岩崎さんの講演は、「ドラッカーの文章はなぜ読む人の心を惹きつけるのか」を作家の視点から見たもので、なんども爆笑が巻き起こる楽しい講演でした。さすが放送作家ですね。
柳井さんの講演は、情熱と使命感がひしひしと伝わってくるとても熱い講演でした。同時に、ファーストリテイリングの経営理念の随所にドラッカーの言葉が盛り込まれていて、それが社内に確実に浸透しているのが分かりました。ユニクロの強さの源泉はこういうところにあるのでしょう。
休憩時間に上田惇生さんに「来年社会人になる子供に読ませようと思います」と言って、下の2冊に子供に宛てたサインをもらいました。この2冊は、社会人として生きていくうえで道しるべになる本だと思います。
マネジメント – 基本と原則 [エッセンシャル版]
プロフェッショナルの条件—いかに成果をあげ、成長するか
(はじめて読むドラッカー (自己実現編))
「もしドラ」
「もしドラ」って何だ?と思ったら、去年の12月24日の記事で紹介した「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の略でした。たしかにタイトルがすごく長いので、略さないとたいへんです。この本は売れに売れていて、今最も話題になっているホットな一冊です。そして、さすがは商売上手なダイヤモンド社です。週刊ダイヤモンド4/17号で「もっと知りたい!ドラッカー」という大々的な特集を組みました。
これから社会人になろうとしている若い人は(そうでない人も)、「もしドラ」でドラッカーが言っていることのニュアンスを読み取ったら、ぜひ「マネジメント[エッセンシャル版]」も読んでみるといいと思います。私も、もう一度読み返してみることにします。
子供が「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」を読む
先日紹介した「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を上の子に貸してあげたら、面白かったのか一気に読んでしまいました。どうやらドラッカーに関心をもったようなので、こんどは上田惇生さんの「ドラッカー入門」を貸してあげると、また読み始めました。つぎはいよいよ『マネジメント』(エッセンシャル版)かなあ。私が初めてドラッカーを読んだのはちょうど上の子と同じ年でした。
高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ドラッカーの『マネジメント』は、最初の日本語訳は上下2巻で1000ページ近くある大著でした(ただし「エッセンシャル版」はコンパクトにまとめられ読みやすくなっています)。
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」は、その本を高校野球部の女子マネージャーが読んで実践するという青春小説です。あらすじはこんな感じですが、この中にドラッカーのマネジメント論の核心部分がきちんと盛り込まれています。そして、マネジメントは企業経営のためだけのものではないということがよく分かります。
ドラッカー学会の代表で、ドラッカーの著作のすべてを日本語に訳した上田惇生さんも、この前のドラッカー学会でこの本を絶賛していました。
ドラッカー生誕100年記念講演会
昨日は早稲田大学ビジネススクールとドラッカー学会共催のドラッカー生誕100年記念講演会に参加してきました。研究者、企業人、老若男女を問わず、ドラッカーの信奉者が集まり、350人収容できる田中穂積記念教室が一杯になりました。
パネルディスカッションと4人の講演がありましたが、一番インパクトがあったのは遠藤功さんの講演でした。最後を締めくくった伊藤雅俊さんの講演は、一言一言に重みがありました。
ドラッカー学会
ドラッカー学会から毎年こんな年報が送られてきます。
ピーター・ドラッカー(1909年-2005年)は、オーストリア生まれの経営学者・社会学者で、「マネジメントの発明者」とも呼ばれています。
初めてドラッカーの著書を読んだのは大学3年のときです。「事業の目的は顧客の創造である」という最も重要なポイントについてゼミの教官に質問されて、きちんと答えられなかったことで、かえって深くこの言葉が心に刻まれました。
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追記:日本は、上田惇生さんという「日本におけるドラッカーの分身」が、ドラッカーの思想の全体を把握したうえですばらしい翻訳をしてくれるので、世界中でいちばん恵まれた国だと思います。なにしろドラッカーが「私より私の著作に詳しい」と言ったのですから。