調布駅南口の駅前通りが品川通りに突き当たるところに、大勝軒の大きな看板があります。東池袋の大勝軒で修行をした人の店です。店内には山岸さん直筆のメッセージも貼ってあります。
それで肝心の味のほうは、鰹節等の魚介系が前面に出た最近流行の味に傾いていて、東池袋オリジナルの味とはちょっと違うのが残念でした。
麺屋 和利道 warito 和利道つけ麺
池尻大橋にある麺屋 和利道 waritoは、2009年9月にオープンした新しい店なのに、高い評判が都内に響き渡っている実力店です。ご主人はつけめん 102の店長だった人で、つけめん102はあの有名店TETSUの姉妹店です。
ということで、基本的な味や焼き石のサービスなどはTETSUとそっくりです。でも、和利道で感動したのは、家族経営(若夫婦と母親?)ならではの、気配りの行き届いた接客です。たとえば、麺を食べ終えて、スープ割りしようかなと思ったその時に、「焼き石はいかがですか?」と声をかけてくれる絶妙のタイミング。忙しく作業をしながらも、絶えずお客さんの様子をチェックしている証拠です。
この心配りは、そのまま味にも表現されていて、バランスのとれたとても満足感の高い一杯でした。
六厘舎の支店
六厘舎本店が長い行列に対する近隣からの苦情で閉店になる記事を書きましたが、東京駅の一番街にある東京ラーメンストリートにある支店にも長い行列ができています(写真には写っていませんが、右側にずらりとできていました)。
六厘舎本店が閉店
ええー!
あんなに行列ができているのに、なんで閉店?
と思ったら、行列が長すぎて近所から苦情が出たそうです。
http://www.j-cast.com/2010/08/05072824.html
私の記事はこれ。
春木屋 極太平打ちつけ麺〜とろろ添え〜
大勝軒 もりそば
TETSU 特製つけめん
不忍通りにあるTETSUは、数ある東京のつけ麺店のなかでも超有名店にランクされる店です。なかなか行けなかったのですが、やっと行ってきました。結論から言って、長い行列ができるのが納得できるハイレベルな味です。豚骨+魚介系のドロドロのつけ汁は最近のお決まりのパターンですが、他のどの店よりもバランスが取れていてまろやかです。奮発して「特製」にしたら、トッピングも豪華でした。麺は極太のストレート麺ですが、これがよく冷やされていて、熱いつけ汁に入れた瞬間からどんどん温度が変わっていくのを体感するのがまた絶妙です。また、途中でつけ汁がぬるくなってしまうつけ麺の欠点を補うために、焼け石を入れてくれるサービスには深い心配りを感じます。とにかく最高峰のつけ麺なので、行列に並んでも一度食べてみる価値があります。
風雲児 得製つけ麺
風雲児は、ラーメンデータベースの最近評価の高いお店ランキングの第2位に輝く実力店です。行列を予想して開店の30分以上前に店に着くと、すでに3人並んでいました。待っているとどんどん行列が伸びていきました。
開店時間になって店内に入り、券売機で得製つけ麺の券を買って席につきました。店長さんが男前なのはネットの情報で事前に知っていたのですが、予想以上に男前でした!しかも、応対が丁寧で、お客さんへの気配りもきめ細かく、とてもいい感じでした。
さて得製つけ麺はつけ汁に魚粉がたっぷり乗っていて、六厘舎風の荒っぽい味かと思いましたが、さにあらず。一つひとつの素材が節度を持ってハーモニーを生み出し、とてもマイルドに仕上がった完成度の高い味でした。今まで食べたつけ麺のなかでは、最高レベルの味だと言えるでしょう。大盛りでも値段が変わらないので、若い人はみんな大盛りを頼んでいました。
麺屋武蔵 鷹虎 鷹虎つけ麺
六厘舎 つけめん + 豚ほぐし
以前、ものすごい行列にくじけてあきらめて帰った六厘舎に、平日に再チャレンジしました。開店時間の45分前に着いたのにすでに行列ができていて、私は11番目でした。席数は12席なので、辛うじて最初の一回転目で店に入ることができました。
ほとんどの人がつけめんを注文します。私はつけめん+豚ほぐしにしました。麺は超極太麺で、歯ごたえがあります。普通盛りなのに量も多めです。つけだれは動物系と魚介系が合わさった濃厚な味ですが、ちょっと魚粉の味が勝ちすぎている感じもしました。食べ終わったら、残ったつけだれをスープで割ってくれます。
こんなに行列ができるほどの味かどうかは、このつけめんのコンセプトである「ガサツで荒々しく男らしいつけめん」にどれだけ価値を見いだすかにかかっているでしょう。
店を出ると、行列はさらに長くなっていました。学生などでないと、こんなに待つのはムリかもしれません。