「ホープ」と名がつく店の系譜を、まだきちんと整理できていません。吉祥寺にあるホープ軒本舗は、1938年に難波二三夫が創業した店です。そしてここから独立した牛久保英昭が、千駄木にラーメンの店 ホープ軒を開業しました。今回の野方ホープも、背脂チャッチャ系の特徴からしてこの流れを汲む店だと思うのですが、詳細は分かりません。創業者は「がんこババァ」小栗冨美代で、かつての激戦区「環七」からスタートしています。スープの表面に背脂たくさん浮いていて、かなりこってりしているように見えますが、それほどくどくなくマイルドな味です。それに中太ちぢれ麺がよく絡んで、まとまりのある味を形成しています。なかなかおいしいラーメンだと思います。
らあめん花月嵐 嵐げんこつらあめん
らあめん花月嵐は、グロービートジャパンが展開するラーメンチェーン店。らあめん花月嵐の他に、ちゃぶ屋の森住康二とのコラボレーションによるとんこつらぁ麺CHABUTONも展開しています。
さて、人気No.1という嵐げんこつらあめんを注文しました。背脂が浮いていて見た目はワイルドですが、味はとてもマイルドです。人気No.1メニューだというのも納得できます。麺は少し細めですが、しっかり歯ごたえがあります。楽々と完食です。218か店も展開するチェーン店なのであまり期待していなかったのですが、認識を新たにしました。
ラーメンの店 ホープ軒 ラーメン
ホープ軒という名前のラーメン屋さんは何軒かあるようですが、おそらくここが本家なんだろうと思います。一台の屋台から大きくなってきたという感じで、いまだに立ち食いの雰囲気を残しています。1階がいっぱいだったので、2階に上がりました。
ここのラーメンはとんこつ醬油味ですが、一口スープを飲んだ印象は「あ、優しい味だ!」でした。こってり感がなく、むしろ逆に後味に透明感があります。麺は太いストレート麺ですが、これもなかなか美味しいです。ただ、スープの量がかなり多く、だんだんと味が平板になってきたので、スープ完食には至りませんでした。
ラーメンとジャスミンティーの相性はとてもよかったのですが……、しまった! オススメの味つき玉子を注文するのを忘れていました。
味はかなり違いますが、吉祥寺のホープ軒本舗ともつながりがあるようです。
兵右衛門 兵右衛門らーめん
お茶の水女子大や文京スポーツセンターなどに程近い閑静な住宅街のなかに
兵右衛門はあります。
特徴は自家製麺の極太麺。
スープは鶏がら、鰹、鯖、鯵、アゴ、煮干などから取っているそうです。
たしかに丁寧に作ってあるし、あっさりとしていて食べやすいのですが、
何か物足りない感じがして、もう少しパンチがあってもいいと思いました。
香月 正油ラーメン
ラーメン激戦区の恵比寿に店を構える香月は、1976年創業の老舗です。「ブームに左右されることなく人気を誇るお店」だと評価されています。メニューを見て、迷わずオーソドックスに正油ラーメンを注文しました。大振りにドンブリになみなみと注がれたスープの表面は背油ギトギトで、
一見して「うわー、これはこってりだなあ」と思いました。が、スープを飲んでみるとすごくマイルドな味わいです。麺は太麺と細麺が選べるので、太麺を選びました。たしかに歯ごたえはいいのですが、コシが足りないような感じがしました。細麺のほうが正解だったかもしれません。とにかくスープの量が多いので、飲んでも飲んでもなかなか減りません。残念ながら、スープ完食には至りませんでした。
千石自慢ラーメン(味付き玉子入り)
千石自慢ラーメンは、とんこつ醤油味の背脂チャッチャ系ラーメンですが、食べてみると見た目ほどこってりとはしていません。太めのちぢれ麺と濃いスープがいい味を出しています。
ホープ軒本舗 中華ソバ
ちょっと麺がのびていました。体調が悪かったのか、あまりおいしく感じませんでした。