カテゴリー: 家系

武蔵境にあるつばさ家は、とてもオーソドックスな家系ラーメンです。

神田ラーメンわいずは家系ラーメン直系のリストには載っていませんが、その味は典型的な家系です。とろりとした塩分の多い濃厚スープ、太めのストレート麺、大きな海苔とほうれん草のトッピングなど家系のお約束事をしっかり押さえているので、家系ファンの人は安心して食べられます。私自身はファンではありませんが……

高田馬場駅からさかえ通りを神田川が見えるところまで歩くと千代作があります。家系ですが、あまり脂っこくなくさっぱりした味です。私はこれくらいが好みです。

受験生の街代々木にあるらすたは、特注卵麺がセールスポイントの店です。らすた麺を注文すると、大きな海苔が3枚、さらにチャーシューが５枚も乗っているので、下の麺とスープがよく見えません。

海苔を食べ、さらに食べ進んでいるところです。

セールスポイントの卵麺は、腰の強い極太麺でしっかり歯ごたえがあります。スープは脂が多めだけれど、まろやかな味に仕上がっています。あきらかに家系の流れを汲む味です。全体としてよくまとまっていて、平均点以上の味だと思いました。

1974年に横浜新杉田に吉村実が開業した吉村家は、その後直弟子・孫弟子３００人を超える一大勢力に成長しました。それが家系ラーメンです。
なかなか横浜に行く機会がなくて後回しになっていたのですが、やっと総本山吉村家に行ってきました。横浜駅から10分少し歩いて店の前にたどり着くと、すでに長蛇の列。でも、回転が速いのでそれほど待たずに中に入れました。予め食券を見て準備を始めているので、カウンター席に座って「固め」と言ったら、すぐにラーメンが出てきました。まずスープを飲むと、これぞ家系といえるこってりとした力強い味です。でも、力強いだけでなく、丸みのある柔らかさも感じます。太麺も歯ごたえがよくて美味しいです。たしかに納得できるハイレベルな味です。が、家系ラーメンのスープは最後の一滴まで飲み干すことができません。飲み干せるかどうかが、私の最終評価の基準なので、家系で満点がつくことはありません。

吉祥寺駅から線路に沿って西荻窪のほうに歩いたガード下にある武蔵家は六角家で修行した御主人がつくる東京でも食べられる家系ラーメンです。
３時頃に行ったにも関わらず、店内はほぼ満席で繁盛していました。
麺の硬さ、味の濃さ、脂の量を選べますが、最初なので全部「普通」で注文しました。
少しとろみがあるスープを一口飲むと、なかなか奥行きが深い味がしました。東京ラーメンの醬油味でもなく、Wスープでもない、家系独特の豚骨醤油味です。麺はかなり太く、つるつるとした食感が気持ちよかったです。繁盛している理由が分かったような気がしました。

家系ラーメンの一つ六角家。行列ができてだいぶ待たされました。毎日200kgを超えるトンコツと鶏がらでとるスープは、旨みを絶やさないということで、営業時間中もスープを煮込み続けているそうです。太いちぢれ麺によくスープが絡んで美味しかったです。いっしょに注文したキムチも美味しかったです。