文豪夏目漱石が好んで食べたという洋風かきあげが、今でも変わらず看板メニューになっている松榮亭に行きました。
昔、会社が神保町にあったときには、昼食によく行ったのですが、その後ずっとご無沙汰していました。知らないうちに奇麗なビルに建て替えられていました。
この洋風かきあげが誕生したきっかけは、東大に招かれたドイツ人教授のハウスコックをしていた松榮亭の初代が、教授の家に遊びにきた学生・夏目漱石のために新しい料理を作ってほしいと頼まれて、急遽作ったものだそうです。
豚肉、玉ねぎ、卵、小麦粉と塩を混ぜて低温のラードでじっくり揚げてあります。真ん中から切るとこんな感じです。
豚肉の分量は少なく、かなり控えめな味付けなので、人によって好みが分かれると思います。私は松榮亭のメニューのなかでは、ロールキャベルが一番だと思っています。こちらのほうは誰にでも受け入れられる王道を行く味です。
神田淡路町から神田須田町にかけては戦火をのがれたために今も歴史的建造物が残っていて、味の老舗がたくさんあります。
かんだやぶそば (雰囲気はいいのですが、ちょっと高いです。)
竹むら (昔ながらの甘味処。ここは行ったことがありません。)
いせ源 (あんこう鍋の有名店。一度だけ行ったことがあります。)
ぼたん (鳥すきやきのお店。行ったことはありません。)
まつや (吉祥寺東急百貨店に支店があります。やぶそばよりもリーズナブルな価格。)
ショパン (昭和の雰囲気を残す喫茶店。流れる音楽はもちろんショパン。)
近江屋洋菓子店 (←このブログの素人くさいところが実にいいですね。わざとかなあ?)
神田志乃多寿司 (しのだすしの老舗。買って買えればよかったと後悔。)
“松榮亭 洋風かきあげ 他” への8件の返信
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全部食べたい!!www
学生・夏目漱石のための料理ですか?
無名の時から漱石は優遇されていたのですね^^
たしかに、漱石は学生の頃から文豪の道を歩んでいたのですが、
一方で彼はうつ病に苦しめれます。
思わず、見とれてしまいました。いい感じですねぇ。
作家さんは多いようですね。
いわゆる躁であるときに、一気に書き上げ、すべてが終わると死んだように落ちる、、、
やはり命を書き物に吹き込んでいる人はそうなんでしょうね。
私者好きな作家さんも躁鬱であることを公表しましたし。
学生時代に好む書物は友人から「病的だ、、」とは言われていたそうです、、、
それにしても、たたずまいがみなすごいですね。
個人的にはロールキャベツですねーwww
玄関の両脇に植木があって、これが昔の風情ですね。
ショパンの亡くなったマスターって、オ●マさんだったんですよ(✿ノ。◑)コッチョリ
今経営してらっしゃるのは、御養子さんの筈。。。
昔ね、何故だか知らないんですが、浅香光代さんの猫ちゃん(ペルシャ猫)が何匹も上に飼われてました。
ぐるめやなー