Firefoxは、今ではInternet Explorerに次ぐ2番目のシェアを獲得していますが、昔は独立したブラウザーではなく、Mozilla Application Suiteの構成要素として開発されていました。
記憶がはっきりしませんが、私がMozillaを使い始めたのは2001年頃からです。当時はまだ0.9.Xという、1.0(正式版)がリリースされる前のβバージョンで、バグフィックスのために頻繁にバージョンアップが繰り返されました。今のように自動アップデートにはならないので、Mozilla ユーザーズ メーリングリストに入って情報を集め、毎回熱心にバージョンアップに付き合っていました。
2002年6月7日に記念すべきMozilla 1.0(正式版)がリリースされました。 これもすっかり記憶が薄れていますが、すごく嬉しかったことだけははっきり覚えています。
その後、2003年にロードマップ上の大きな変化がありました。Mozilla Application Suiteとは枝分かれして、独立したヴラウザーMozilla Firebird(現在のMozilla Firefox)とメールクライアントMozilla Thunderbirdが開発されることになりました。なお、Mozilla Firebirdは、その後の経緯によってMozilla Firefoxと名前が変わりました。
Firefoxの次のメジャーアップデート2.0は、2006年10月24日にリリースされました。この頃から安定性がぐっと増してきました。そして、2008年6月17日に3.0がリリースされると、「世界で最も24時間以内にダウンロードされたソフトウェア」になることを目指した「Firefox 3 Download Day」キャンペーンが実施され、24時間で8,002,530件のダウンロードが行われてギネスブックに載りました。私も800万件のなかの1件として参加しました。
現在Firefoxの最新バージョンは、3.5.2です。主な機能はこちらです。
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