12月21日の記事で、大行列が気になったお店。
このお店は、麺劇場 玄瑛店主の入江瑛起さんと浅草開化楼の負死鳥カラスさんのコラボレーションで、12月末まで期間限定オープンの太麺堂です。開店の30分前に店につくと、すでに行列ができていて、私は15番目でした。その後ぞくぞくと人が現れ、ものすごい勢いで行列が伸びていきました。11:30に開店すると、第一巡で店に入ることができました。券売機には、太ラーメン800円、「太宣言」をすると650円と書いてあり、最初はなんのことかわかりませんでしたが、カウンター席に座ってから紙に「太い」にちなんだことを書くだけで150円引きとなります。ということで、全員が「太宣言」をします。すると、入江さんがお客さんを回って、書いた宣言をもとに少しお話をしてくれます。
さて、運ばれてきた太ラーメンは、かなり凝った造りです。スープは右側と左側とで色が違います。薄くスライスした玉ねぎと鰹節と糸唐辛子、そして豚軟骨とかぼちゃが乗っています。スープを飲むと、すこしとろみがあって、ものすごく幅と奥行きのある立体的な味がします。説明を読むと、アサリ、昆布、鰹節、エビ鬼殻焼き、干し貝柱、干しエビクワトロ油等などを使っているそうです。それらが絶妙なハーモニーを保って、とても優しい味に仕上がっています。そして、麺は負死鳥カラスさんがブレンドした「傾奇者」を使っているそうですが、極太で、歯ごたえがあって、喉越しもとてもいいです。それから、玉ねぎのシャキシャキとした食感や、豚軟骨の柔らかな食感など、食べ進むうちにいろいろな食感を楽しめます。ということで、あっという間に完食してしまいました。今まで食べたなかで、最高ランクのラーメンです。食べ終わって店を出ると、行列はさらに伸びていましたが、これは並ぶ価値があります。