今日はジョン・レノンの命日

ジョンレノンは、1980年12月8日、ニューヨーク市の自宅アパートダコタハウス前において、狂信的なファン(とされている)マーク・チャップマンに銃撃され死亡しました。
私は彼の「Imagine」がたまらなく好きです。
というか、これは全人類に宛てた彼のメッセージだと思います。
文明の衝突や国際紛争などで流血事件が相次ぐなか、
もう一度、国とは何か、宗教とは何かを
問い直してみる必要があるのではないでしょうか。
Imagine  JOHN LENNON
Imagine there’s no Heaven
It’s easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today…
Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
No religion too
Imagine all the people
Living life in peace…
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will be as one
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world…
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us
And the world will be as one
それで、国についての私論を少し。私は自分のことをアナーキストだと思っています。日本ではアナーキスト=テロリストみたいな印象が強いですが、けっしてそうではありません。無政府主義者という訳がよくなくて、ほんとうは無国家主義者です。
国という存在の起原について、バックミンスター・フラーが「クリティカル・パス」のなかでこのように書いています。
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 自分の民と群れの世話をしている羊飼いの王がいる。そこに、
ウマにまたがり棍棒を腰に吊るした小男がやってきた。彼は羊
飼いの王のところに乗りつけ、頭上から見おろして言う。「さ
て、羊飼いさんよ、あんたがあそこで飼っているのはとてもみ
ごとなヒツジだからな。知っているかい、ここら荒野であんな
立派なヒツジを飼うっていうのはかなり危険なんだぜ。この荒
野は相当危ないんだ」。羊飼いは答える。「俺たちは何世代も
この荒野でやってきたが、困ったことなど一つも起きなかった」。
 それ以来、夜ごと夜ごとヒツジがいなくなり始める。連日の
ように、ウマに乗った男がやってきては言う。「まことにお気
の毒なことじゃないか。ここはかなり危険だって言ったろう、
なあ、荒野じゃヒツジがいなくなっちまうんだ」。とうとう羊
飼いはあまりに災難がつづくので、男に「保護」を受ける対価
としてヒツジで支払い、その男が自分のものだと主張する土地
で独占的に放牧させてもらうことに承諾する。
 羊飼いが侵入している土地は自分の所有地だという男の主張
にあえて疑問をさしはさむ者はいなかった。男は、自分がその
場所の権力構造であることを示すために棍棒を持っていた。彼
は羊飼いの背丈をはるかに越えて高く立ち、あっという間にウ
マで近づいて羊飼いの頭を棍棒でなぐることができた。このよ
うにして、何千年も昔に、20世紀でいうゆすり屋の「保護」
と縄張りの「所有権」とが始まったのである。小男たちはこの
ときはじめて、いかにして権力構造をつくり、その結果、いか
にして他人の生産力に寄生して生活するかを学んだのだった。
 その次に、ほかのウマに乗った連中との間で、誰が本当に
「この土地を所有している」と主張できるかを決する大規模な
戦いが始まった。……(P135~136)
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21世紀の今日もなお続いている「支配・被支配の関係」は、おおよそこんな物語から始まったのだと思いますね。そして、この物語に終止符を打てるかどうかが、21世紀の課題なのだろうと思います。

“今日はジョン・レノンの命日” への7件の返信

  1. Imagine 大好きです。曲が流れてくると何かをしていても
    手が止まり聴き入ってしまう。心が呼びかけられるっていうのか・・・

  2. 私はスターティングオーバーが好き♪結婚式でかけたくらいw

  3. 25年も前に亡くなった人の曲が今でも皆に愛されて、戦争が始まるとラジオから流れて、アメリカ政府はそれを止めさせる、21世紀になったら、益々争い事が増えてきました、欲や偏見、無くならないでしょうね・・・

  4. ちょっと理想的過ぎる気もしますが、音楽としてはすごく好きです。
    当時私はニューヨークに住んでました。FMでジャズを聞いてたら、突然音楽が中断して、彼のニュースが飛び込んできてショックでした。なぜ彼が撃たれなければならないのか、理解に苦しみました。
    彼の冥福を祈ります。

  5. Imagine好きですね。いつまで経っても色褪せない。
    でも争い事ってきっと無くならないんだろうな・・・

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