少なくとも私が学生の頃までは、富士フィルムや小西六のフィルムよりもコダックのフィルムのほうが断然性能がよかったと思います。特にパナトミックXというASA32の白黒フィムルをマイクロドールX1:3希釈で現像したネガは、粒状性も諧調の豊かさも国産メーカーのものをはるかに凌駕していました。
ところが、私がまた写真を撮り始めた平成3年頃にはまったく形勢が逆転していていました。特にリバーサルフィルムにおいては、富士フィルムのRDPⅢの性能がコダックのエクタクロームを抜き去っているという感じがしました。モノクロフィルムも、かつて悪評が高かったネオパンが様変わりにいいフィルムになっていたのに、コダックのプラスXやトライXの性能はあまり進歩していなかったように思います。T−MAXも思ったほどの性能ではなかったです。というのは、フィルム部門だけの比較ですが、加速度的なデジタル化の流れはフィルムそのものを過去のものにしてしまいました。
顧客のニーズは刻々と変化し、技術の進歩は日進月歩です。だから、マーケティングとイノベーションをし続けないと事業はあっという間に陳腐化し、顧客が離れていってしまいます。
“コダックの破産申請” への6件の返信
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昔のコダックはよく知らないのですけど^^;
フィルムはじめて出会ったコダックのフィルムは
気に入っていて、正直困ります(-_-;)
まあ、事業は継続するようなので、すぐにフィルムがなくなってしまうことはないでしょうが、そろそろフジに乗り換えるほうがいいかもしれませんね。
コダックが倒産ですか!
以前はフィルムといえばコダクロームでしたがねえ。
時代の流れですねえ。
これだけデジタル化が急速に進んだのに、事業転換がうまくいかなかったのだから、しかたがないでしょうねえ。
コニカも写真業界から撤退して久しいし・・・・
フジフィルムは生き残りを賭けて、必死のパッチで頑張っていますわな。
デジカメはもちろん、フォトブックなどのプリント関連も、今や化粧品メーカーでもありますからね。
普通にプリントして人にあげるより、フォトブックにして渡すと、みんなびっくりしますよ。
私はフォトブックのサービスは一度も利用したことがありません。一度作ってみようと思います。