最近、とても印象深かった出来事(→こちら)。彼女自身は多くの著作権を有するのだが、その彼女のつぶやきは一般の人々の気持ちをとてもよく代弁していると思う。
著作権法によれば、著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」である。著作権はこれらの著作物に対する複製・上演・演奏・上映・口述・公衆送信・翻訳、翻案等を著作者が支配できる権利である。著作権は財産権の一種であり、なんの手続きをしなくても著作または発表した時点で自動的に生まれる(無方式主義)。
また、単に財産として保護されているだけでなく、著作者の人格的利益を侵害する態様による著作物の利用(たとえば第三者による著作物の変更、切除その他の改変など)を禁止する権利である著作人格権も認められている。
さて、以下は私の個人的な意見です。
著作権が軽んじられると著作者の創作意欲が削がれるという意見があるものの、デジタル技術が発達するなかでの知識や情報には公共財としての側面が重要視されてきており、著作権を過度に保護することは必ずしも公共の利益と合致しない。財産権としての著作権の存続期間については、現行(著作者が死亡してから50年を経過するまでの間)よりももっと短い年限を定めることが望ましい。私のバランス感覚では、権利発生から5年間程度が妥当だと考える。一方、著作人格権については、著作者の生存中は保護されるべきである。
“著作権に対する個人的な意見” への10件の返信
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私も程度問題だと思います。
どの程度まで、というのも次の課題ですが・・・。
著作者本人よりも、著作物の周りでお金儲けをしている人たちのほうが、声高らかに著作権保護を主張することが多いですね。
中国なんてどうなるの?
それこそ、無茶苦茶ですぜ!
著作権をまったく蔑ろにするのも問題ですが、過剰な保護も問題だと思います。
これは本当に大きな問題だと受け止めています。
作者は身を削って創るわけで、その印税で生計を立てている事もあるんです。
せめて本人が生きている間は著作権は保護されるべきです。
しかも苦労して作った作品をギリギリ引っかからない範囲でコピーされて
商売された場合の悔しさは、ご理解頂けるでしょうか?
あと書籍は しっかりしていますが、音楽の場合になってくると
印税のパーセンテージも契約によって違ってきます。アクドイ所もあります。
ヒカルさんの件は単に、彼女はお金持ちなのだから母親の権利を買っておけば
よかっただけなんです。どなたかが権利を主張して削除したと思われますから。
違法ダウンロードを騒いでいるのは作者ではなく、その周辺で商売している連中
ですよね。ここに書かれていらっしゃる通り著作権なんて、あって無いも
同然の国もあるわけですから。それに自分の作品を使うのに、いちいち お金を
払うというシステムが私には理解できません。
書籍の方がスッキリしています。まぁ、作者が生きている間は その製作苦労料
くらいに思ってもらって著作権保護を希望するのが私のスタンスです。
カナさんの意見は、著作者として当然のものだと思います。問題なのは、著作物の周りにいる人たちです。特に音楽の場合、徴収された著作権の対価がきちんと著作者に配分されているのかなど不透明な点が多いのも、一般の人の納得が得られない理由だと思います。
ありがとうございます。たとえば楽曲の場合だと日本の場合ですと
日本著作権協会に登録される事がほとんどですよね。
そこに古株のオジサン達がいて自動的に、そちらにもお金が流れていく
流れに昔小林亜星さん達が氾濫を起こしました。今は規模の小さな
著作権協会が他にもあります。しかし、メジャーな人は こちらにいます。
たとえば今は、あの作詞家の松本隆さんが自分の作品を全部引き上げると
おっしゃっていますし日本でも著作権は公平ではないのです。
一生懸命創った本人に丸々いかず他に流れてしまうシステムです。
カラオケで歌われてもTVの番組の中で使われても支払われますが、
正確には素人さん達がコピーしてライブをやっても届けがない限り
支払われません。TVやラジオは表があって使った楽曲を届ける義務があります。
一番腹が立つのは作者ではなく、その周囲が○○企画とかで勝手に作り、
使用しても知らんぷりしている例です。あと他人事ですが亡くなられた方のを
コレ幸いと儲けにベスト盤をドンドン作って儲ける姿勢はM・Jの時に不快でした。
あんな巨額なお金、生きている時 本人が手にしていたら借金は返せていた
でしょうにね。ハイエナみたいな人のフンドシで相撲を取るスタッフばかりです。
みんながネットでどんどん発言するようになってきたので、これからは、世の中の変な仕組みを変える力が形成されやすくなってくると思っています。
ハイエナ。シロアリ、
著作関係以外でも同じような構造が世の中たくさんありますね~。
本当にそうですね。
世の中からお金が消えてなくなればいいのにと思います。