JRの旅客営業規則には「大都市近郊区間内各駅相互発着の普通乗車券及び回数乗車券における特例」という長い名前の特例があります。JRの運賃は、通常は、実際に乗車した経路によって計算されます。ところが、路線が複雑に入り組んだ大都市近郊区間では乗車駅から降車駅までの経路が複数存在し、実際に乗客がどの経路を利用したか特定することは技術的に困難です。ということで、乗客の利便性の向上と、JRの発券業務・改札業務の簡素化の両面から制定されたのがこの特例です。
「大回り乗車」というのは、この特例を利用して、「運賃計算に用いた経路」以外の「他の経路」を「選択乗車」することです。もっと端的に言えば、「初乗り運賃区間の乗車券を用いて、できるだけ遠くまで乗り続けること」です。ただし、上記の「特例」を受けるためのルールがあります。
- 経路の駅は大都市近郊区間内でなければならない
- 環状線を一周する場合を除いて、乗車した駅に戻って来ることはできない
- 同じ駅を2回通ってはいけない
- 途中下車してはいけない
- 有効期間は当日限りである(ただし、大晦日の終夜運転などを利用すれば、始発から終電までに収まりきれない経路を乗ることも理路論的には可能)
今回私が買った切符は新宿から初乗り運賃の130円です。これで千駄ヶ谷まで行く予定ですが、まっすく千駄ヶ谷には行かずに、まずは山手線で品川に行き、品川から横須賀線で千葉に向かいます。
立ち読みで十分だと思いますが、下記リンクの本が参考になります。
http://www.amazon.co.jp/130%E5%86%86%E3%81%AE%E9%89%84%E9%81%93%E5%A4%A7%E6%97%85%E8%A1%8C2-%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-%E8%B0%B7%E5%B4%8E-%E7%AB%9C/dp/4863206909/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1362978544&sr=1-2
大回りに限った話ではありませんが、近場でも構わないので、何回か大回りをするとすぐに慣れます。
・・・その点、きのうは初めてなのにハードな行程でしたね。
あとは、路線図を見ながらExcelなどのドローイングツールで描いてみると、どんどんルートが広がって楽しいですよ。
情報をありがとうございます。これはわかりやすそうですね。ちょっと見てみます。
昨日は、強風でダイヤが乱れていたわりには、けっこう順調に回れましたね。初乗り運賃でこんなに回れるのか!とちょっと感動しました。
#1の本ですが、自分で挙げておいてなんですが、あまり大したことはない本です。
・・・薄っぺらな割には1,400円と安くないですし。
私が参考にしたのは、大回りで特急列車に乗っても問題ないか裏を取ったことくらいです。
はい、わかりましたw
とりあえず、眺めてみます。
なるほどね、、、
都市圏だけしかあかんのや、、、
そらそうやろなぁ
大阪近郊区間でも遠大な大回りができますよw