堀口珈琲の堀口俊英さんは、珈琲の御三家(関口一郎・標交紀・田口護)には入っていませんが、この業界では有名な人です。その堀口珈琲の世田谷店に行ってみました。今回が2回目です。店舗の入り口に順番待ちの人のための椅子が並べてあります。行列のできる喫茶店というのはなかなか珍しいと思います。それから、場所が世田谷の千歳船橋ということで、上品そうなお客さんが多いです。
メニューを見て、ブレンドが9種類もあるのにびっくり!たいていの店はブレンドは2種類か、多くても3種類です。
どれにするか迷いましたが、「堀口珈琲を象徴するブレンド」という文字を見てフレンチローストの「ブレンド7」と、同じく堀口珈琲の代表的なスィーツの「ニューヨークチーズケーキ」を注文しました。
ブレンド7の現時点での配合は、「グァテマラ ラ・ホヤ農園」「コロンビア エル・パライソ」「タンザニア ブラックバーン農園」「ケニア キウニュファクトリー」だそうです。自分で焙煎する人間としては、4種類の豆を同じ焙煎度に仕上げて配合するのはとてもたいへんな作業だと思います。ブレンドは手間がかかるのです。
一口飲んだ印象は、いかにもフレンチローストらしく、しっかりボディのある力強い珈琲です。苦味の後に甘みもあります。でも、最初の50ccくらいはいいのですが、たくさんは飲めない感じがしました。むしろ、シティローストとフルシティローストの間の「ブレンド4」くらいのほうが私の好みだったかもしれません。あるいは、豆の良さが感じられる浅煎りの「ブレンド1」「ブレンド2」のほうがよかったかも……。
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