よみうり大手町ホールで行われたやなわらばーのワンマンライブ「Relaxing in 大手町」に行ってきました。建物の入り口で、りおちゃんのご両親とばったり出会ってご挨拶。幸先のいいスタートでした。
最初の3曲は「サンゴの道」「青い宝」「夏空」と、「Relaxing in 大手町」のタイトルにぴったりのしっとりとしたオリジナル曲。特に「サンゴの道」と「夏空」は、ライブであまり聴けない貴重な選曲でした。続いて「童神」「花」と、沖縄にゆかりのある曲のカバーで、とてもリラックスできました。
ここで、サポーメンバーが退出し、椅子が用意されて二人が着席します。
東京に住み始めた頃に、りおちゃんは落ち込んでしまって3日間ほど故郷の石垣島に帰ったことがあったそうです。その間に、ゆうちゃんが心配して作った曲が「キムガナサ」です。「キムガナサ」は、石垣島の言葉で「心の底から想う」という意味。りおちゃんのそんなMCのあとに「キムガナサ」を聴いて、思わず泣いてしまいそうになりました。
次はゆうちゃんが話します。子供の頃、両親は仕事が忙しくて、なかなか遊んでもらえなかったけれど、大人になってから、一生懸命に自分を育ててくれていたことが分かって、とても感謝したそうです。「聞いてほしいこと」は、そんな思いを込めた曲です。
そして、慣れない都会暮らしのなかで明日を夢見て作った「空をこえて 海をこえて」。りおちゃんから、「いつまでも歌い続けていきたい」という力強い言葉もありました。二人がライブで着席で歌うのはめずらしいですが、座って歌ったこの3曲は、二人の思いが歌声に結晶していて、いままで聴いたライブのなかでも最高に感動的でした。
10分間の休憩のあとの第二部は、ニューアルバム「縁唄〜フォークソングとやなわらばー」のなかから、「悲しくてやりきれない」「青春の影」「雨が空から降れば」「恋人もいないのに」「ママはフォークシンガーだった」。サポートメンバーのなかの森正明さん(ギター)と丹菊正和さん(パーカッション)は、アルバムのレコーディングにも参加しています。
そして、入場のときに配られた「歌の手帖」に書かれた歌詞を見ながら、「この広い野原いっぱい」と「あの素晴しい愛をもう一度」 を全員で合唱しました。
終盤の曲は、再びしっとりとしたオリジナル曲。大好きな「鳳仙花」や「何もしなくていいよ」も聴けて大満足でした。そして、アンコールの曲は「ゆくい」。最近、仕事でいろいろ悩むことが多くて胃が痛むこともありましたが、大いに癒されました。
【セットリスト】
1)サンゴの道
2)青い宝
3)夏空
4)童神
5)花
6)キムガナサ
7)聞いてほしいこと
8)空をこえて 海をこえて
休憩
9)悲しくてやりきれない
10)青春の影
11)雨が空から降れば
12)恋人もいないのに
13)ママはフォークシンガーだった
14)この広い野原いっぱい
15)あの素晴しい愛をもう一度
16)いちごいちえ
17)月
18)鳳仙花
19)何もしなくていいよ
20)きっと大丈夫
アンコール)ゆくい
【サポート】
森正明(ギター)
丹菊正和(パーカッション)
宮野和也(ベース)
ライブ終了後は、やなファミさん19名でゆんたくの会。初参加の人もいて、楽しいひと時を過ごしました。
来週28日の名古屋での「やなわらBAR」も楽しみです。
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