いわさききょうこさんのカバーアルバム第二弾「歌は眠らないⅡ」が、10月7日に発売されました。
01. お早うの朝(作詞:谷川俊太郎/作曲:小室等)
1976年に放映された田宮二郎主演のドラマ「高原へいらっしゃい」の音楽を小室等さんが担当し、この曲はその主題歌でした。私は当時高校生でしたが、田宮さん扮する面川支配人がいろいろ奮闘する場面を今でもよく覚えています。いわさきさんが爽やかに歌っています。
02. 月光浴(作詞・作曲:ノグチアツシ)
「安来のおじ」ノグチアツシさんの作品。別のライブでいわさきさんはノグチさんのことを「ゲリっとした某相方(笑)とは対局にある透明感のある人」と評していました。この曲も透明感のある美しい曲です。
03. 花嫁(作詞:北山修,作曲:端田宣彦/坂庭省悟)
1971年に大ヒットし、はしだのりひことクライマックスはこの年の紅白歌合戦にも出場しました。たくさんの人がカバーしていて、北山修さん自身もアルバム「青春詞歌集」のなかでセルフカバーしています。
04. 春のからっ風(作詞・作曲:泉谷しげる)
1973年にリリースされた泉谷しげるの3枚目のシングル。ちなみに代表曲「春夏秋冬」がリリースされたのは前年の1972年で、この頃はノリに乗っていたのですね。いわさきさんが軽快にカバーしています。
05. 時計をとめて(作詞・作曲:水橋春夫)
日本のロックの先駆者と評価されるジャックスの曲で、1968年にリリースされました。いわさきさんの親戚にご不幸があり、それがきっかけで急遽アルバムに加えられたそうです。
06. 星めぐりの歌(作詞・作曲:宮沢賢治)
詩人・宮沢賢治が作詞作曲のとても幻想的な曲です。夜空に向かって歌っているようないわさきの歌唱がすばらしいです。
07. 僕らはひとり(作詞・作曲:もりばやしみほ)
ハイポジのヴォーカルのもりばやしみほさん作詞作曲。全く知らなくてこのアルバムで初めて聴きましたが、とてもせつない歌です(いわさきさんが歌うとなおさらに……)。
08. アメイジング・グレイス(作詞:John Newton/日本語詞:岩谷時子,作曲:不詳)
アメリカで最も愛唱されている賛美歌で、いわさきさんが最近のライブで必ず歌う曲です。作詞者のジョン・ニュートンは奴隷貿易に関わっていましたが、その後心を入れ替えて牧師になった人です。
09. 私の家(作詞:及川恒平/作曲:原茂)
ゆったりとした気持ちのいい曲。この曲ができた頃の様子について、及川恒平さんのHPに次のような記載があります(→こちら)。
10. 静かな音楽になった(作詞・作曲:金森幸介)
このアルバムのなかで私がいちばんすきな曲。聞いていると心が洗われます。ギターだけのアレンジもいいです。個人的には、写真を撮る者として、「印画紙」という語句が出てくるのが嬉しいです。
11. 子供達の朝(作詞・作曲:象狂象)
「象狂象」は西岡恭蔵さんのペンネーム。西岡さんが腰痛のために地元の伊勢に帰った後、大塚まさじさんと永井洋さんが「ディランⅡ」として歌った曲です。
12. 君をのせて(作詞:岩谷時子/作曲:宮川泰)
ザ・タイガース→PYGとバンド活動をしてきた沢田研二のソロデビュー曲。その後のヒット曲に比べるとやや地味ではありますが、友情をテーマにしたなかなかいい曲です。
Youtubeに2曲アップされています。
いわさききょうこさんのディスコグラフィは→こちら。
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