東京都現代美術館で2月14日まで行われていたオノ・ヨーコ|私の窓から(YOKO ONO:FROM MY WINDOW)に行ってきました。
オノ・ヨーコに関しては、「ジョン・レノンの妻」といった漠然としたイメージしか持っていない人が多いかもしれませんが、彼女の作品は詩的で、深く考え抜いて構成されていて、そして強いコンセプトとメッセージ性を持っています。彼女がジョン・レノンの音楽に与えた影響はとても大きく、名曲「Imagine」は、彼女の代表作「Grapefruit」がその原型になっていると言っていいでしょう。
今回は、初期のものから最近のものまで幅広い年代の作品が展示されていましたが、ジョン・レノン没後の作品からは「血や暴力はもう嫌!」というメッセージが強く感じられました。特に「A HOLE GO TO THE OTHER SIDE OF THE HOLE」には、銃を撃つほうと撃たれるほうの立場の違いが表現されていたと思います。初期の作品のなかでは、「カット・ピース」の当時の様子が映し出された映像が印象深かったです。
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