先月焙煎したのはエチオピアのモカでしたが(→こちら)、今回はイエメンのモカを焙煎しました。エチオピア産の豆もイエメン産の豆も、昔は紅海に面したモカ港から輸出されたので、どちらも「モカ」と呼ばれます。「バニーマタル」は地名で、「雨の子孫達」という意味があるようです。1600m〜2300mの高地で、その名前の通り多雨、かつ昼夜の寒暖の差が激しく、珈琲豆の栽培に適した気候です。
栽培されているのは原種に近い品種で、中南米の豆に比べるとかなり小粒です。以前のモカは欠点豆の混入率が高く、逆にそれがモカの証になっていたのですが、最近のモカは最新の精製機器が導入されたためか、様変わりに綺麗な豆面になっています。
【焙煎データ】
投入 釜の温度200℃。
蒸らしのために弱火でスタート。
ダンパーは8/10と閉め気味に。
6:00 一度ダンパー全開に。
8:00 ダンパーを5/10まで閉じる。
火がドラムに当たるくらいまで強火に。
15:50 1ハゼ開始。
ダンパーを2/10まで開ける。
ほんの少し火力をあげる。
18:40 2ハゼ開始。
18:50 煎り止め。
2,000g → 1,671g(歩留まり86.6%)
お試しに、ハイローストのイエメン・ハラジを少し分けていただきました。とても高級な豆です。柔らかい酸味があって、飲みやすい珈琲でした。
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