私が中学1年生だった1972年にガロの「学生街の喫茶店」が大ヒットしました。作詞した山上路夫さん自身は「特定の喫茶店をモデルにしたわけではない」と語っているようです。それどころか、山上さんは10代に喘息を患って、闘病のために学生生活を経験することができなかったそうです。また、リードボーカルだった大野真澄さんは、当時、早稲田の街路樹をイメージして歌っていたそうです。
この曲が多くの人の青春の思い出と重なるためか、早稲田説・京都説・九州説など、「この店がモデルだ」という説がたくさんあります。駿河台の明治大学の近くにあった「丘」や「レモン」もその一つです。「レモン」は「トラットリア・レモン」というイタリアンレストランに変わっていますが、今も存在します(→こちら)。
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