この記事の続編です。
繰り返しになりますが、珈琲豆をミルで挽くと、空気に触れる表面積が大きくなるので劣化が一気に加速します。せっかくの香りも飛んでしまいます。だから、抽出する直前に挽くのが理想ですが、家庭へのミルの普及率はあまり高くなく、店で挽いてもらう人が多いようです。私が焙煎でお世話になっているお店の店長さんに聞いても、豆のまま買っていく人と、挽いてくださいと言う人の割合は半々くらいだそうです。もし自分が焙煎豆屋を始めたら、常連のお客様にはミルを無償で貸与してもいいとさえ思っています。
ミルの性能について、前回の記事では「微粉が多く含まれていると、珈琲の後味のキレが悪くなる」なんてマニアックなことを書きましたが、豆の劣化のことを考えると、実売価格5,000円以下の安いミルでいいから、自宅に一台備えるほうがいいと思います。また、挽く手間を考えるなら、手廻しよりも電動のほうがいいでしょう。
まだ試してみたわけではないすが、Webで調べた限りでは、プロペラが回るミキサー式ではなく、ちゃんと臼で挽くMelitta パーフェクトタッチII CG-5Bあたりが、コストパフォーマンスが高いような気がしています。
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