コーヒーノキにはいろいろな種類がありますが、主にレギュラーコーヒーに使われるアラビカ種はエチオピアが原産です。エチオピアから対岸のイエメン(アラビア)に伝わったので、アラビカ種と名付けられたそうです。ちなみに「モカ」の銘柄名は、イエメンにある「モカ港」から出荷されていたことに由来します。
現在のコーヒーの栽培が行われているのは、熱帯から亜熱帯にかけての「コーヒーベルト」と呼ばれる地域の高地です。栽培に向いた条件は4つあり、これを満たす場所はかなり限られます。
1)成長期に多雨、収穫期に乾燥。つまり雨期と乾期がある。
2)ほどよい日当り(日当りのいい場所にシェードツリーといっしょに植えます)。
3)年平均20℃程度の気温で、朝と夜の温度差が大きい。
4)肥沃で水はけのよいやや酸性の土壌。
石垣島をレンタカーで一周したことが2回ありますが、於茂登岳の近くでは急にスコールのような雨が降ってくることが多く、もしかすると、この辺りはコーヒーの栽培に向いているのかもしれないと思いました。
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