波照間島に渡る

遠く離れた与那国島は別として、八重山の各離島には、石垣島の離島ターミナルから出ている高速船に乗れば1時間以内で行くことができます。波の穏やかな珊瑚礁の中を通るので欠航になることはあまりありません。ただ、外洋にある日本最南端の島・波照間島へ行くのはそう簡単ではありません。高速船は時期によってはかなりの確率で欠航し、たとえ島に渡れても、帰りの船が出ないかもしれないリスクがあります。

より確実なのは、高速船ではなく、欠航率が少ない「貨客船フェリーはてるま」を利用する方法です。料金は高速船のだいたい半額の片道1,540円、所要時間は倍以上の約2時間30分です。ただ、貨客フェリーは週３日（火・木・土）＋第２・第４金曜日しか運航していません。したがって、行きも帰りも貨客フェリーを使い、波照間島に２泊するのがいちばん確実です。

「貨客船フェリーはてるま」のチケットは、離島ターミナルでは買えません。港の中を少し歩いて、コンテナなどが置かれている場所にある小さな事務所で、朝８時から販売します。（→この記事）が地図も載っていて詳しいです。また、高速船が欠航した場合、大勢の人が貨客フェリーに殺到して定員オーバーになることもあるようです。

「貨客船フェリーはてるま」のチケットを売っている場所。

出港。

右奥が石垣島、左の明るく見えるのが竹富島。

日によっては船が大きく揺れることもあるようですが、幸運にもこの日の海はとても穏やかでした。遠くに見えるのは西表島。

前方に波照間島が見えてきました。

約2時間半で波照間港に到着。

接岸。