糸満市伊敷にある轟の壕(トゥルルシガマ)はかなり大規模なガマで、沖縄戦では多くの住民がここに避難していました。当時の沖縄県知事・島田叡さんと県庁の職員もこのガマに避難してきていました。ところが沖縄戦末期に、首里にあった第32軍司令部が撤退を余儀なくされると、第32軍の兵士がこのガマに入ってきました。
第32軍の兵士は、住民や県庁職員がいた乾燥した場所を占拠し、住民たちを湿地帯に追いやります。さらに、住民の食料を略奪し、泣き止まない赤ちゃんを射殺したと言われています。そして、いよいよ米軍が近づいてきた時にも、兵士は住民が壕から脱出するのを許さず、そのために多数の飢餓者が出たと言われています。
私の基本的な考えは以下の通りです。
・人と人が殺し合ってはならない。
・人を殺すための道具を持ってはならない。
・武力に対して武力で対抗してはならない。
・「抑止力」は最も危険な「導火線」である。
世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。
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