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ハイレゾは必要か?

人間ドックの聴力検査で右耳が「聴力低下」と指摘されることが多いので、念のために2年くらい前に御茶ノ水にある専門病院に行ったところ、「ほぼ正常の範囲なので特に心配は要りません」と言われていちおうホッとしました。でも、もらった聴力レベルのグラフを見ると、左耳はかなりいいレベルなのに対して、右耳は1000Hz付近が30dBまで下がっていて、これはもう軽度難聴の範囲です。左と右でこんなに聴力レベルが違うと、音楽を聴くうえでは、たとえば音像の定位などで少なからず影響があるのではないかと思います。また、誰でも加齢に伴って高音が聞こえにくくなるのは避けられません。やがては、石垣優ちゃんのホイッスルボイスが聞き取れなくなるのではないかと心配です(まあそれは大袈裟ですが……)。

ということで、最近は、「自分の耳はそんなにいいほうじゃないのだから、むやみにオーディオにこだわっても意味がないんだ」と考えるようになり、ハイレゾの音楽ソースもあまり買わなくなりました。ハイレゾと通常のCDを交互に聴き比べると、たしかにハイレゾ版はダイナミックレンジが大きくなっているのと、古いソースの場合は最新のマスタリング技術でリマスタするだけで音が改善しているのが分かりますが、いきなり「これはどちらだ?」と聞かれたら絶対にわからないと思います。どうせほとんどは通勤電車の中で聴くのだから、どちらでもいい気がします。

Audirvana

いちばん最近購入した宇多田ヒカル Fantôme 24bit/96kHz
Audirvana

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