日本音楽著作権協会(JASRAC)がヤマハや河合楽器製作所などが手がける音楽教室での演奏についても著作権料を徴収する方針を固めました。これに対して、宇多田ヒカルさんが下のようにTweetして話題になっています。
もし学校の授業で私の曲を使いたいっていう先生や生徒がいたら、著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しいな。https://t.co/34ocEwCj8K
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) 2017年2月4日
著作権が軽んじられると著作者の創作意欲が削がれるという意見もありますが、その一方で、デジタル技術が発達するなかでの知識や情報には公共財としての側面が重要視されてきており、著作権を過度に保護することは必ずしも公共の利益と合致しないと私は考えます。「音楽」はそれをみんなが楽しんでこそ「音楽」なのです。ましてや、次世代の教育の場にまで財産権を主張しようとするのは、今後の音楽界の発展を妨げる「暴挙」としか言いようがありません。
著作権に関する私の意見を書いた過去の記事は(→こちら)です。この記事にも宇多田ヒカルさんが登場しています。
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