久しぶりに銀座8丁目のカフェ・ド・ランブルに行くと、店内には焙煎中特有の香りが漂っていて、入り口右側の焙煎室で今まさに焙煎中なのは、5月の誕生日が来ると103歳になる関口一郎さんでした。この風景を見ることができただけで、「ああ、今日は来てよかった」と感じました。
カウンター席はいっぱいだったのでちょっと残念でしたがテーブル席に。せっかくランブルに来たのだから、少し奮発してオールド珈琲を注文しました。’97年のイエメンモカ(エキストラ・マタリ)。濃さはもちろん「ドゥミタッス」で。丸くて柔らかい味わいの珈琲でした。注文時にお願いして、カップは昔のドゥミタッスカップにしてもらいました。珈琲の色が外側から透き通って見えるほど肉薄のこのカップはまさに芸術品だと思います。
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