デジカメで写真を撮るときに、画像はJPGではなくRAWで保存することがとても重要です。RAWは「生」「未加工」という意味で、カメラの受光素子が記録したそのままのデータです。プリントしたり、SNSなどにアップするためには、専用ソフトでRAW現像する必要がありますが、その過程で、色温度・コントラスト・輝度などを調整したり、色かぶりを補正したり、ノイズを削減したりといった細かな調整を自分の判断ででき、これらは写真の見栄えに大きく影響します。一方、JPGでは、そのような調整はカメラに内蔵された画像エンジン任せで自動的に行われます。すぐに画像を利用できますが、自分で調整できる余地はとても少なくなります（詳細は→こちら）。
さて、自分としてはiPhone7 Plusは完全に一台のカメラとして位置付けているので、RAWでもJPGでも撮影したいと思っています。さいわい、iOS10以降は背面カメラでRAWの撮影ができるようになりました。ということで、通常はiOSの「写真アプリ」を使ってJPGで撮り、ちょっと真剣に撮りたい時は「Camera+」を使ってRAWで撮るといった使い分けをしようと思っています。
「Camera+」はとても高機能なアプリで、撮影意図に応じた細かな設定が可能です。ただ（まだ調べている最中ですが）、RAW形式でファイルを保存できるわけではなく、保持しているRAWデータをiPhone内でRAW現像してTIFFかJPEG形式で書き出すことしかできないようです。ほんとうはRAWデータのままMacに転送して、いつも使っている「Camera RAW」でRAW現像したいのですが……。
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