コーノ式名門ドリッパーの珈琲サイフォン株式会社の創業は1925(大正14)年。90周年を迎えた2015年に発売された90周年モデル(MDK-21)を店頭でたまたま見つけたので、話題づくりのために買ってきました。私は最近はもっぱら松屋式の金枠を愛用していて、あまりコーノ式は使わなくなりましたが、自分の子供は毎日コーノ式を使っています。
さて現在、2人用のコーノ式名門ドリッパーは、従来型のMD-21、リブが短くなったMDN-21、90周年モデルのMDK-21と、3種類が販売されています。珈琲が落ちるスピードは、MD-21 > MDN-21 > MDK-21と、従来型がいちばん速く、だんだんと遅くなっています。もともと名門ドリッパーはプロ向けの道具だったので、湯を落とす量を自分でコントロールできることを前提としていました。それに対して、MDN-21やMDK-21は初心者向けモデルだと言っていいでしょう。実際にMDK-21でドリップしてみると、落ちる速度はかなり遅く、初心者にとっては難易度が高い一杯取りもやりやすくなっています。
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