足利氏の氏寺である鑁阿寺(→こちら)の次に、日本最古の学校とされる「足利学校」を訪ねました。足利学校の始まりについては諸説があってどれが正しいかよく分かりませんが、室町時代中期まではずっと衰退していました。それを関東管領の上杉憲実が、僧・快元を能化(指導者)に招いたり、蔵書を寄贈したりして再興し、やがては関東における最高学府の地位を占めるようになりました。教育の中心は儒学で、上杉憲実は足利学校で教えるべき学問を三註・四書・六経・列子・荘子・史記・文選のみに限定しました。
学校門。「學校」の文字は明の蒋龍渓が1555年に来日した時の書を縮模したもの。
孔子廟は、儒教(儒学)の創始者である孔子を祀る霊廟。東京の湯島聖堂や岡山の閑谷学校など、儒学を教えていた学校には孔子廟があります。
国宝に指定されている図書(展示品はその複製)。
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