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沖縄音楽フェスティバル2017・石垣優(やなわらばー)

毎年7月の終わりの新宿は「新宿エイサーまつり」で盛り上がります。たくさんのチーム(今年は25チーム)が参加する大きなイベントで、第16回を迎えました。そして、それと連動して、新宿文化センターで「沖縄音楽フェスティバル2017」が行われました。今年の出演者は、古謝美佐子さん、元ちとせさん、うないぐみ、前川守賢さん、琉神(エイサー太鼓)、そして石垣優さんです。私の席は前から3列目のほぼ中央だったので、間近に見ることができてラッキーでした。

沖縄音楽フェスティバル2017

前回の記憶がはっきりしないのですが、古謝美佐子さんの生の歌声を聴くのはこれが2回目だと思います。ステージ上での存在感がとても大きくて、さすが沖縄民謡の第一人者という感じがします。特に印象が強かったのは、琉神の男性2人が中に入って演じる白い獅子とのコラボレーションで、私の座席から間近だったので迫力に圧倒されました。「うないぐみ」による「童神」も、ユニゾンではなくハモる箇所が特に感動的でした。なお「童神」は、たくさんの歌手にカバーされていますが、1997年に古謝さんの初孫が生まれた時に作られた曲で、作詞が古謝さん、作曲が佐原一哉さんです。

元ちとせさんは、平和への思いを込めたアルバム「平和元年」のなかで「腰まで泥まみれ」(オリジナルはPete Seegerの”Waist Deep in the Big Muddy”で、中川五郎さんが日本語に訳)をカバーしていますが、生で聴けたのはとても有意義でした。中川さんの歌唱とはまた違うインパクトがありました。

石垣優さんは、大先輩たちに囲まれてかなり緊張していたように見えましたが、堂々とした見事な歌唱でした。特に「ゆくい」は、いつも以上に優しい想いが込められていたと思います。また、全体のエンディングの「てぃんさぐぬ花」とアンコールにも登場しました。最後は会場全体がカチャーシーで盛り上がりました。

【石垣優さんセットリスト】
1)花
2)海の声
3)月
4)ゆくい
5)島人ぬ宝

そして、いよいよ来週8/5(土)は、年に一度の「ややや!やな祭り2017」です。

ややや!やな祭り2017

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