第一部『ファン感謝Dayスペシャルライブ』から続く。いわさききょうこさんの『七草十花スペシャルライブ2017』の第二部(18:00から)は『でりそめっされんだな夜スペシャル』でした。
「でりそめっされんだ」は「武者震い」の歌詞のなかに出てくる言葉です。いわさきさんによる造語で、特に決まった意味はないのですが、「このやろー!」とか、「負けないぞ!」とか、「大丈夫!」といったニュアンスがあるようです。毎年この時期に行われるファン感謝デーのライブでは、いわさきさんから参加者に「でりそめっされんだなプレゼント」が贈られます。昨年は、でりそめっされんだな傘でした(→こちらの下から2つ目の写真)。そして、今年のプレゼントはタオル、ビニール袋、プチうたぼんの3点セットでした。
タオルを頭に巻いて歌う姿を常富さんが激写してFacebookにアップしてくれました。
さて、第二部のライブも盛りだくさんの内容で、4枚のオリジナルアルバムと2枚のカバーアルバムからとてもバランスよく選曲されていました。アルバム以外の曲では、古井戸の「ステーションホテル」の前奏などでみごとなハモニカを聴かせてくれました。高田渡さんの「夕暮れ」は、「自分の場所から はみだしてしまった 多くのひとびとを」という歌詞が心に響きました。
「君が歩くずっと後ろを僕は歩いているのでしょう」は、いわさきさんの曲のなかでも私が特に好きな曲ですが、今回のアレンジは最高によかったと思います。前半は、常富さんが弾くアルベジオが響くなかで静かに歌います。そして後半には、9フレットカポでいわさきさんが弾く高音のアルベジオがそれに加わります。シンプルであるがゆえに、とても厳かな感じがしました。
一部の開演が14:00で、二部が終わったのは20:00を過ぎる長丁場でしたが、とても充実した楽しい一日でした。
【セットリスト】
1)終わらぬ夢
2)ボロボロ
3)ステーションホテル(古井戸)
4)黄昏ムーンライト
5)月光浴
6)霧の向こうへ
7)命紡いで
<休憩>
8)蒼のとき
9)広がりゆく空
10)夕暮れ(高田渡)
11)うた
12)君が歩くずっと後ろを僕は歩いているのでしょう
13)武者震い
14)今、僕のすべて
15)夜明け
アンコール1)時代
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