(その4)から続きます。タイトルは「発売になったら……」ですが、すでにD850は9月8日に発売になっています。私は、予約開始に出遅れたので、入荷まで少し待たされるようです。
さて、D810までの記憶媒体のスロットは、CFカードとSDカードのダブルカードスロットでしたが、D850はXQDカードとSDカードのダブルカードスロットに変わりました。XQDカードは高精細度ビデオカメラと高解像度デジタル写真カメラをターゲットにした規格で、従来の記憶媒体よりも読込速度と書込速度が高速です。現在SONY製とLexar製が販売されていますが、米Micron Technology社はLexarブランドの事業から徹底するようです。G・M・Nの3種類のシリーズがあります(SとHもあったようですが現在は生産完了)。
SONY製XQDカードの一覧表
シリーズ | 最大読込速度(MB/s) | 最大書込速度(MB/s) | 容量 | 最安価格(価格.com) |
---|---|---|---|---|
G | 440 | 400 | 32GB 64GB 128GB 256GB | 256GB 42,863円 128GB 22,100円 |
M | 440 | 150 | 32GB 64GB 128GB | 128GB 16,280円 |
N | 125 | 80 | 64GB | 64GB 12,744円 |
Nシリーズは最初から選択肢に入らないと思いますが、Gシリーズの128GBとMシリーズの128GBは6,000円近く価格差があるのでちょっと考えます。なぜなら、私は動画撮影どころか、連写もあまりしないからです。D800Eのレリーズモードはずっと「S(一コマ撮影)」でした。私が現在使っているCFカードはUDMA7規格で最大書込速度は100MB/sですが、それでも書込が間に合わずにシャッターが切れなかったことはありませんでした。ということで、4K UHD/30pの動画撮影や7コマ/秒の高速連写をしないのであれば、Mシリーズでいいのかもしれません。
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