開店1周年を迎えた横浜LOOPで「やなわらBAR Vol.16」が行われました。タイトルから分かるように今回が16回目です。
「やなわらBAR」は、やなわらばーの通常のライブよりも進行がゆるめです。ライブを始めるときの東里さんの第一声は、「ゆるっと始めます」でした。サポートなしでステージ上には2人だけでしたが、リラックスしてとても楽しそうに演奏していました。後半にはLOOPを運営するSLDの高橋マシさんの司会によるトークセッションもありました。
東里さんが産休の間は石垣さんがソロで頑張ってきたわけですが、こうやって2人の透明感あふれるハーモニーを聴くと、やっぱりこれがやなわらばーの音楽だと改めて思います。約10ヶ月ブランクがあったにもかかわらず、ハーモニーの純度にさらに磨きがかかっているように思いました。
今回はアルバム「愛歌(かなうた)」から「何もしなくていいよ」「旅の途中」「きっと大丈夫」、それと観客と一緒に歌うコーナーではありますが「小さな恋のうた(ボーナストラック)」の4曲を歌いました。「何もしなくていいよ」は小浜島にあるリゾート施設「はいむるぶし」のCMソングにもなっていて、心がふわっと楽になるような癒しの曲、「旅の途中」は希望に向かって前進しようという前向きな気持ちになれる曲、「きっと大丈夫」は頑張っている人を応援する優しい気持ちが込められた曲です。
やなわらばーのアルバム名は、「愛歌」「ゆくい歌」のように「歌」が付くものと、「縁唄」「涙唄」のように「唄」が付くものがあります。「歌」がオリジナルアルバムで、「唄」がカバーアルバムです。伊勢正三さんプロデュースの「Windfall」を除くと、「愛歌」がリリースされてから3年以上たつので、ぜひとも、また「歌」がタイトルに付くオリジナルアルバムをリリースしてほしいと思います。特に「じいちゃんとギター」は、スケールが大きく、強いメッセージ性を持った曲なので、早くCDに収めて、音源として残してほしいと思います。
【セットリスト】
1)何もしなくていいよ
2)花
3)いちごいちえ
4)じいちゃんとギター
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(応募者から抽選で選ばれた4名と一緒に歌うコーナー)
5)TSUNAMI
6)ちいさな恋のうた
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7)ゆくい
8)旅の途中
9)君が笑えば
アンコール)きっと大丈夫
【トークコーナー】
ライブ後に高橋マシさんの司会によるトークセッションがあり、回収した「質問用紙」に書かれた質問に2人が回答しました。
■■ 行ってみたい場所はどこですか?
東里 今まで一度もライブをしていない県は鳥取県だけなので、鳥取県でライブをしたいです。
石垣 アイスランド。南国の風がまったくない場所で、三線と沖縄の節回しを試してみたいです。
■■ 虫しか食べられない状況になったらどうしますか?
石垣 コオロギなら揚げれば食べられるかも……。
東里 ……(終始気持ち悪そうな顔)。それじゃあ小さな蟻一匹。
■■ 好きな沖縄の言葉は?
石垣 「やーなれーる ふかなれー」 家庭での行いや習慣は、外に出たときにも表れるという意味。
東里 「よんなーよんなー」 ゆっくり、ゆっくりという意味。
(沖縄では「あいうえお」の発音は「あいういう」で、「え」と「お」がないそうです。)
■■ お母さんの味は?
石垣 働き者でとても忙しかった母が作ってくれた「ヒラヤーチー」は、具が入っていなかったのであまり美味しくなかったです。
東里 バーモントカレー。3人の兄弟は好きなものがみんな違ったけれど、自分はカレーが好きでした。パーマ屋さんをしながら家事もしていたのはすごいことだと思います。
(2人ともゴーヤーではなくナーベラー[ヘチマ]が好きだそうです。地元では家庭料理なのに東京では値段が高いとのこと。また「海ぶどう」はごく最近出てきたもので、昔はなかったそうです。「ラフテー」も地元では「三枚肉」と呼ばれていて、「ラフテー」とは言わないそうです。)
■■ 夏の思い出は?
石垣 大阪の友達が東京に出てきたのでいっしょにディズニーシーに行きましたが、絶叫系は絶対ダメだと言ったのに乗せられたことです。
東里 「やな祭り」のコントでプライドを捨ててモノマネをしましたが、ロケ中にたくさんの通行人に見られてとても恥ずかしかったことです。
(他には、「また石垣島でライブをしよう!」という話で盛り上がりました。)
高橋マシさんのInstagram。写真は3点あるのでスワイプして見てください。
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