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私の死生観

昨日の記事で、「私は無神論者ですが」と書いたので、私の死生観についても少し書いておきます。

「神」は死を恐れる人間の心が作り出した概念に過ぎないと私は思っています。だから、ジョン・レノンが歌う「God」の次のフレーズにはとても共感できます。

God is a concept
By which we measure
Our pain

人間の意識は脳の働きによって作り出されているので、死んで脳が働きを停止した段階で意識は失われます。つまり「自分」という存在は消滅するわけです。でも、それではあまりに死の恐怖が強すぎるので、人が死んでも「心」や「魂」は存在し続けて、それを保持したまま「あの世」に行けるのだと考えました(そう考えたいと願いました)。「前世」や「来世」は、死の恐怖を和らげるための「方便」なのです。

ただ、誤解がないように言っておきたいことは、この世界には人智を超えた現象、科学では説明できない現象がたくさん存在し、そのような現象の存在まで否定しているわけではないということです。むしろ、科学によって説明できる事柄は、この世の中で起こっている現象のごくごく一部にすぎないと言えるでしょう。

そのような不可解で神秘的なものに対して「畏怖の念」を抱くのは健全な感覚ですが、それらを「神」として擬人化した瞬間から急に胡散臭いものになり、教義の違いは紛争の火種にもなります。

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