うるま市を流れる天願川は、昔は川の流れがもっと蛇行していて、現在の川筋から少し外れたひっそりとした場所に旧天願橋の残骸が残っています。昭和9年頃に架けられた鉄筋コンクリート造りの橋で、サトウキビや生活物資を運ぶために欠かせない橋でしたが、米軍の北部への侵攻を遅らせる目的から昭和20年3月下旬に日本軍によって爆破されました。ただ、完全に破壊することができず、橋は真ん中で真っ二つに折れた形で残りました。実際に米軍が侵攻してくると、壊された橋の上にブルドーザーで土を盛って、難なく橋の上を通過してしまったそうです。
沖縄戦の概要はWikipediaに詳しく書かれています(→こちら)。下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した死亡者数です。
分類 | 死亡者数 |
---|---|
県外出身日本兵戦死者 | 6万5908人 |
沖縄県出身軍人・軍属 | 2万8228人 |
戦闘に参加・協力して死亡した住民 | 5万5246人 |
一般住民 | 3万8754人(推定) |
合計 | 18万8136人 |
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら) |
私の基本的な考えは以下の通りです。
- 人と人が殺し合ってはならない。
- 人を殺すための道具を持ってはならない。
- 武力に対して武力で対抗してはならない。
- 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。
世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。
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