大伸ばしして写真展に出品することを目指す写真はD850で撮るとして、InstagramやTwitterにアップする写真は「iPhoneのカメラで十分」というのが私の基本方針です。そのほうがすばやくアップできます。ただ、夜景や、薄暗い店内で料理を撮るなどの悪条件では、写りがよくてコンパクトなセカンドカメラがほしいという思いもあります。撮った写真をカメラのSDカードからiPhoneに取り込んで、RAW現像して、Instagramにアップする一連の作業も、使うアプリと手順さえ決めておけば、それほど大きな負担ではないように思います。
写りの良し悪しは、センサー(受光素子)の大きさよりもむしろ設計の新しさで決まり、最近のデジカメに採用されている裏面照射型センサーは、感度を上げてもノイズが出ず綺麗に撮れるようです。その点、ずっとセカンドカメラとして使っている「SONY α NEX-7」は2012年の発売で設計が古いので、悪条件での撮影には弱いです。
ということで、ポケットに入れて常時持ち歩けるくらい小型軽量で、欲張ったズーム比ではない明るめのレンズで、最新の裏面照射型センサーを使っていて、それほど値段が高くはないという条件に合致するコンデジを探していました。「RICOH GRⅡ」の後継機「GRⅢ」が発売されれば、間違いなく第一候補になるのですが、リコーの事情からどうやら期待できないようです。そんななか、「Canon G9X MarkⅡ」がぴったりではないかと思うようになりました。店頭で触ってみても、操作性はなかなかよさそうです。手ブレ防止の重要な要素であるホールド感もいいです。一つだけ気がかりなのは、電源スイッチが押しボタン式なので、ポケットや鞄の中で勝手に電源が入ってシャッターが切れてしまうことはないかという点ですが、これはそれほど致命的な問題ではないと思います。
でもまあ、他に優先すべきことが多いので、これは自粛かな……。
【追記】
「SONY α NEX-7」は悪条件での撮影には弱いですが、条件が整っていればとても綺麗に写ります。Instagram(→こちら)に載せている自宅の料理の写真は、ほとんどが「NEX-7」で撮ったものです。
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