いわさききょうこ企画 『Moment』は、「いわさききょうこから見て 最高にかっこいい人、リスペクトな人、一瞬を共有したい人をお迎えしてのライヴ」です。今までに、おがさわらあいさん、劇団ムカシ玩具の舞香さん、Shangri-Laのお二人、ノグチアツシさん、二胡奏者「椿繐(チュネ)」さん、A-Band with 紫乃さんをゲストに迎えています。
10月28日に行われたVol.7のゲストは、長野県松本市を中心に活動する母娘デュオの「ましゅまろまま」です。母・まみさんの透き通ったボーカルと、娘・まあやさんが奏でるアルパが絶妙に響き合います。アルパは、パラグアイ・ペルー・メキシコ・ベネズエラなどで演奏されている撥弦楽器で、その音色は西洋のハープのようでもあり、日本の琴のようでもあり、とても緻密で繊細です。
「ましゅまろまま」のオリジナル曲は、どれも日常的な出来事のなかで感じたことを、感じたままの飾らない言葉で綴ってあります。特に「あくまなてんし」と「あたしの中から」の歌詞がストレートな表現で新鮮でした。
最後は全員でのセッションになり、まみさんといわさきさんのハモリの美しさと力強さに圧倒されました。アンコールは、常富さんがプロデュースした名曲「オリビアを聴きながら」と、「ましゅまろまま」のアルバム「いとしうた」にも収められている「男はつらいよ」という企画性に富んだ選曲でした。常富さんのセリフは、まさに寅さんになりきっていました。
【セットリスト】
第一部(いわさききょうこ・常富喜雄)
- 幻夏
- 花嫁
- 時計をとめて
- 君住む街へ〜Tadami Line〜
- 武者震い
- 命紡いで
第二部(ましゅまろまま)
- みちくさ
- 夕映えのメロディー
- あくまなてんし
- ORION
- 骨
- あたしの中から
- 花鳥風月
- The End Of The World
- 降っても晴れても
第三部(全員でセッション)
- 星唄
- 御案内
- いつか逢う日に
- (アンコール1)オリビアを聴きながら
- (アンコール2)男はつらいよ
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