大塚まさじさんのライブが3月10日に音楽酒場すなふきんで行われたので行ってきました。大塚さんは、1969年に大阪・難波元町の「喫茶ディラン」のマスターになりました。この喫茶店で、西岡恭蔵さん・中川イサトさん・友部正人さん・加川良さんなどと出会い、「ザ・ディラン」が生まれ、そして野外コンサート「春一番」が始まりました。1971年には、永井ようさんと「ザ・ディランⅡ」を結成、1976年からはソロで歌い続けています。自分は1969年にはまだ小学生で、この時代のフォークを後追いでしか聴いていない世代です。だから、ぜひ生で歌声を聴きたいと思っていた人でした。
オープニングアクトは「まちジャム」で活躍の中谷浩之さん。とても優しい歌声で、かつ声量もあります。休みの国・木村さんの「あの頃の夢」と「ホーボーズ・ララバイ」というセットリストもよかったです。
【中谷浩之 セットリスト】
- あの頃の夢
- ホーボーズ・ララバイ
大塚まさじさん登場。人の生き様を凝縮したような深い歌詞の一つひとつが、独特の歌唱と相まって、じーんと心に響きます。そして大塚さんといえば「月」。月をテーマにした曲もたくさん歌ってくれました。
ステージの後ろに張られた月の絵は、黒田征太郎さんの作品。毎回この絵をバックに飾るそうです。
休憩をはさんで、第2部(8曲目)からは藤縄てつや(なにわのてつ)さんがガットギターでサポートします。2人の演奏は、まるでジャズのインタープレイのようです。即興で、セットリストも一部変更したようです。
アンコールはどちらも名曲の「男らしいってわかるかい」と「プカプカ」。大いに盛り上がりました。
【大塚まさじ・セットリスト】
- 月の祭り
- いのち
- 大地の隅で
- 茶色い帽子
- ワルツ
- ガムをかんで
- 月のしずく
- 風のがっこう
- こんな月夜に
- アフリカの月
- うた
- ブルースをもう一度
- 天王寺想い出通り
- 街唄
- (アンコール1)男らしいってわかるかい
- (アンコール2)プカプカ
ギターサポート:藤縄てつや(なにわのてつ)
「歌詞集 月のしずく」にサインをいただきました。家宝にします。
西岡恭蔵さんが亡くなって20年となる今年の4月6日(土)に三重県の志摩文化会館で「恭蔵とKUROの音楽祭り アフリカの月」があります。志摩市は私の実家からもそんなに遠くありません。うまく帰省の予定を立てて、行きたくなりました。
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