日光東照宮は、江戸幕府初代将軍 徳川家康の遺言「臨終候はば御躰をば久能へ納。御葬禮をば增上寺にて申付。御位牌をば三川之大樹寺に立。一周忌も過候て以後。日光山に小き堂をたて。勧請し候へ。」に従って造営された神社で、徳川家康を神格化した「東照大権現」を祀っています。遺言は「小き堂をたて」ですが、それに反し、国宝に指定された建物8棟、重要文化財に指定された建物34棟を含む壮大な規模で、かつ多くの建物が極彩色の彫刻で覆われています。
今回初めて日光東照宮を訪れて感じたことは、当時の江戸幕府の権力がいかに大きかったかということです。造営費用の原資は、元を正せば農民から召し上げた年貢だったであろうと考えれば、壮大であればあるほど、心の中の違和感が大きくなっていきました。
日光東照宮にて – Spherical Image – RICOH THETA
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