この記事の続編です。
レコーディングスタジオなどで使われるモニターヘッドホンの定番SONY MDR-CD900STの後継機種MDR-M1STが発売されて約2ヶ月たちましたが、ようやくヨドバシの店頭で両ヘッドホンを聴き比べることができました。
インピーダンスが、CD900STの63Ωに対して、M1STは24Ω。当然、同じボリュームならM1STのほうが大きな音が出ます。このヘッドホンの本来の使い方ではないですが、出力の小さなポータブル機器で鳴らすにはM1STのほうが有利です。音の全般的な印象は、いかにもモニター用といったストイックな感じのCD900STに対して、M1STは刺々しさがなく聴きやすい音作りになっていると感じました。女性ボーカルの肌理も細かくて綺麗な感じでした。周波数特性は、CD900STの5~30,000Hzに対して、M1STは5~80,000Hz。でも、年老いて劣化した私の耳では到底聴こえない領域なので、この数字は私には関係ないです。また、あくまでも業務用という位置付けなので、パーツ類は今後長らく供給され続けるでしょう。修理しながら長く使えることを考えると、31,500円はお値打ちなのではないでしょうか。
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