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Opinion

公益質屋跡

米軍が沖縄本島に上陸した1945(昭和20)年4月1日の15日後、米軍第77歩兵師団は伊江島にも上陸しました。目的は、飛行場と海上防空用のレーダーサイトを設置するためです。もともと、伊江島には「東洋一」と称せられるほど立派な日本陸軍の飛行場がありました。これを占領し、修復して使おうとしたのです。

海上の戦艦から激しい艦砲射撃を受けて、島内の建物はことごとく破壊されましたが、この公益質屋だけは辛うじて元の姿を留めました。それにしても着弾痕が痛々しいです。

公益質屋跡

公益質屋跡

砲弾が建物を貫通したのか?
公益質屋跡

公益質屋跡

公益質屋跡


下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した沖縄戦の死亡者数です。

分類死亡者数
県外出身日本兵戦死者6万5908人
沖縄県出身軍人・軍属2万8228人
戦闘に参加・協力して死亡した住民5万5246人
一般住民
3万8754人(推定)
合計18万8136人
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら

このような悲惨な歴史を繰り返してはならないです!

私の基本的な考えは以下の通りです。

  • 人と人が殺し合ってはならない。
  • 人を殺すための道具を持ってはならない。
  • 武力に対して武力で対抗してはならない。
  • 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。

世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。

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