アハシャガマは、伊江島の北東部、現在の「伊江島カントリークラブ」の脇にあるガマ(自然洞窟)で、沖縄戦当時はここに島の住人約120名が避難していました。また、米軍に追われた日本軍の防衛隊員もこのガマに逃げ込んできました。
ガマの入り口まで迫った米軍は投降を呼びかけましたが、「鬼畜米英」と教え込まれているので、住民たちはこれに応じません。そして、1945(昭和20)年4月22日、追い詰められてパニックに陥った住宅たちは、防衛隊員が持ち込んだ爆雷で、集団自決してしまいます。
下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した沖縄戦の死亡者数です。
分類 | 死亡者数 |
---|---|
県外出身日本兵戦死者 | 6万5908人 |
沖縄県出身軍人・軍属 | 2万8228人 |
戦闘に参加・協力して死亡した住民 | 5万5246人 |
一般住民 | 3万8754人(推定) |
合計 | 18万8136人 |
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら) |
このような悲惨な歴史を繰り返してはならないです!
私の基本的な考えは以下の通りです。
- 人と人が殺し合ってはならない。
- 人を殺すための道具を持ってはならない。
- 武力に対して武力で対抗してはならない。
- 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。
世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。
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