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「やなわらばー first live 2020【1部】」

渋谷のeplus LIVING ROOM CAFE&DININGで行われた「やなわらばー first live 2020」の【1部】に行ってきました。

やなわらばー first live 2020

この日の構成は、【1部】が2人にとって島を感じるような曲、【2部】が都会を感じるような曲で、これに加えて、タイアップ曲も選ばれました。私は他に予定があって、残念ながら【2部】は欠席しました。

やなわらばー first live 2020

2人がステージに登場した時に、まず「今日のゆうちゃんの衣装は長袖で寒そうでなくて安心だ」と思いました。1曲目は「青い宝」。専門学校の公開オーディションで歌い、デビューのきっかけとなった曲です。それにしても2人のコーラスは、20年の時を経てまさに最高純度まで磨き上げられていると思います。オーディオの世界では、ケーブルの銅の純度を「6N」とか「7N」と表現しますが、2人のハーモニーの純度はまさに「7N(NINEが7個の99.99999%)」の純度です。

その後、「サンゴの道」「唄の島」「アカユラ」と、石垣島の風景が見える曲が続きます。「沖縄の人は雨が降っていても傘をさしません。私も、今日、駅から傘をささずにきました」と石垣さん。「唄の島」の冒頭の歌詞は、「冷たい雨が降る季節も 君は傘もささずに♩」。私は「うちなんちゅ」でもなんでもないですが、子供の頃から、少々の雨なら傘をさしませんでした。せっかく綺麗に畳んである傘を広げて濡らすのが嫌だからです。同じような感覚で沖縄の人が傘をささないのかどうか分かりませんが、私が沖縄に親近感を感じる理由の一つになっています。

タイアップ曲は「ありの歌」「温かい手」「アカネ色~あなたの声がする~」。「温かい手」は、私が大好きな曲なのですが、ライブであまり聴いたことがありません。このブログを検索してみると、2013年3月まで遡って、「春の宴 2013 ~でもね・・・~」のセットリストにありました。場所はこの会場の1階上の「Mt.RAINIER HALL SHIBUYA」でした。東里さんがMCで「自分が母になって、初めてわかることもあります」と話している時に、歌う前にこんな話をしたら泣いてしまわないかと心配になりましたが、さすがにそんなことはありませんでした。

15分間の休憩を挟んで、後半1曲目は「想い(ウムイ)」。この曲は、東里さんの片思いの心を歌った曲で、作ったのはデビューが決まって大阪から東京に移る頃だそうです。やがてこの曲の想いが実って、本当によかったと思います。「大好きな人」は、やなわらばーの曲としてはめずらしい現在進行形の恋の歌。この曲もライブであまり聴けない曲です。そして、「キムガナサ」は、初期の頃にスランプに陥っていた東里さんのことを思って石垣さんが作った曲。やなわらばーの曲の中でも、名曲中の名曲だと思います。「空をこえて 海をこえて」は、ライブでいちばん歌うことの多い曲ですが、今回は、この曲を作った当時の「さらに前に進まなくては」という雰囲気がよく伝わってきました。

アンコールでは、東里さんがウクレレを持って登場。ギターももちろんですが、東里さんは弦楽器に対する天性の才能があると感じました。「ゆっくりおやすみ」「君が背負っているもの」と、多いに癒されました。

【1部のセットリスト】

  1. 青い宝
  2. サンゴの道
  3. ありの歌(クレヨンしんちゃん エンディング曲)
  4. 唄の島
  5. アカユラ
  6. 温かい手(ニベア花王 atrix ~thanks to your hands~キャンペーンソング)
  7. アカネ色 ~あなたの声がする~(ロイズ石垣島CMソング)
  8. 想い
  9. 大好きな人
  10. キムガナサ
  11. 変わらぬ「青」
  12. 空をこえて 海をこえて
  13. (アンコール1)ゆっくりおやすみ
  14. (アンコール2)君が背負っているもの

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