「情報戦」「プロパガンダ」などの言葉をよく目にするようになりましたが、そんな折だからこそ、検索エンジンのついて2014年に書いた記事を再掲します。
検索エンジンで何かを検索したとき、検索結果のいちばん上に出てくるサイトにまずアクセスしてみる人が多いと思います。その次に開いてみるのも、検索結果の1ページ目の上の方に載っているサイトでしょう。ホームページを作るときに、検索結果のできるだけ上位に載るようにソースを工夫することを「検索エンジン最適化(SEO)」といい、それを請け負うことがビジネスになっています。それほど検索結果の並び順は、人々の考え方や行動、さらには世論の形成にも大きな影響をあたえるのです。
現在の代表的なサーチエンジンは、広告収入を主な収益源にしている営利企業です。ということはお金しだいでは、特定の組織にとって都合が悪い情報はヒットしないようにしたり、逆に都合のいい情報ばかりが上位に表示されるようにするといった恣意的な操作が行われる可能性を否定できません。
上記のとおり、検索エンジンの影響力はとても大きいので、検索エンジンは非営利でオープンで独立性の高い主体によって運営されることが望ましいと私は考えます。そのような運営主体が早く登場してほしいと思います。
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