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Web3.0について思うこと

最近Web3.0というキーワードが話題になっているようですが、その説明にちょっと違和感があります。主な違和感を以下にまとめてみます。

Web2.0の定義が違う

Web3.0の説明において、その前のWeb2.0を「GAFAMのような大企業が利益を独占した時代」と捉えているが、それはWeb2.0の正しい定義ではない。ティム・オライリーによるWeb2.0の本来の定義は「旧来は情報の送り手と受け手が固定され送り手から受け手への一方的な流れであった状態が、送り手と受け手が流動化し、誰もがウェブサイトを通して、自由に情報を発信できるように変化したウェブの利用状態のこと」である。「GAFAM」の件は、たしかに近年クローズアップされてきた重要な問題ではあるが、Web2.0とは違う切り口からの問題提起である。

インターネットはもともと分散的な仕組み

「Web3.0は分散型インターネットと称される次世代のインターネット」と説明されているが、インターネットはDNS(Domain Name System)をはじめとして元来分散的な仕組みであり、3.0から急に分散型になるわけではない。

なぜ唐突に仮想通貨なのか?

ブロックチェーンから仮想通貨の話になる展開が唐突で、そもそも仮想通貨の話をしたいがためのWeb3.0ではないのか?と勘繰ってしまう。

ということで、このキーワードにはすぐに飛びつかないほうがいいと感じています。

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