この記事の続編です。
いわゆる「とか弁」に違和感があると書きましたが、もう一つ、最近アスリートなどが頻繁に使う「感謝しかない」という表現にも強い違和感があります。まあ、年寄りの独り言だと思って聞いてください。
「〜しかない」という表現は、語感的に「やむを得ない」といったニュアンスが含まれていて、よくない事柄に対して使うのが一般的ではないでしょうか?例えば、
- 残りはもう一個しかない
- もう辞めるしかない
- 完治には手術しかない
強い感謝の気持ちを表現したければ、次のように言うのがいいのではないでしょうか。
- 感謝の言葉が見つからないくらいです
- 心より感謝します
- 感謝に堪えません
まあ、言葉は生き物なので、「〜しかない」を使う人が増えれば、次第にそれが当たり前になっていくのかもしれませんが……。
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